2018年(平成30年) 11月20日(火)付紙面より
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鶴岡市出身で今年5月に現役を引退した大相撲の元幕内・大岩戸の上林義之さん(37)の後援会解散総会と引退披露パーティーが17日、同市の藤島地区地域活動センターで開かれ、出席者約100人が活躍をたたえた。席上、市からスポーツ特別賞が贈られた。
上林さんは朝暘三小、鶴岡一中、加茂水産高校、近畿大卒。2003年に学生横綱のタイトルを獲得した。大相撲の八角部屋に入り、04年3月の春場所で初土俵。13年春場所で十両から昇進し初入幕を果たした。最高位は東前頭16枚目。17年5月の夏場所では戦後最年長での幕下優勝を果たした。現在は神奈川県横須賀市在住で金属のリサイクル会社に勤めている。
この日は後援会関係者などが出席。引退披露パーティーでは皆川治鶴岡市長が上林さんに特別賞の表彰状を手渡した。後援会長の松浦安雄さん(85)は「表彰は本人、家族をはじめ後援会にとってもこの上ない喜び」とあいさつ。
上林さんは「私の相撲人生は人の出会いなくしては語れない。たくさんの人に励まされた。大岩戸は今日で終わりだが、上林義之に戻って頑張ります」と感謝の言葉を述べた。