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2018年(平成30年) 11月21日(水)付紙面より

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寄り添った温かな医療とは

 第12回緩和ケア市民公開講座が17日、鶴岡市の荘銀タクト鶴岡で開かれ、医師で作家の鎌田實氏が講演し、地域で支える緩和ケアについて理解を深めた。

 鶴岡・三川地域の医療機関、訪問看護師、薬剤師、介護福祉分野が連携してつくる南庄内緩和ケア推進協議会(庄内プロジェクト)が主催。鎌田氏は「地域で命を支える?がんばらないけどあきらめない」と題し、長野県の諏訪中央病院でのがん末期患者への鎌田流緩和ケアの事例を中心に、チェルノブイリとイラクへの救援活動、東日本大震災の被災地支援の活動などを紹介した。

 このうち諏訪中央病院の事例では、「高校生の子どもが卒業するまで頑張りたい」「もう一度山に登りたい」「ダンスを踊りたい」と希望を持ち、最後まで生き抜いた患者たちと、その希望をかなえようと患者やその家族に寄り添った温かな医療の在り方を紹介した。

 鎌田氏が守り続けていることとして、「自分の命は自分で決める」「周りの人は誰かのために手を差し伸べる」の2つを挙げ、「延命治療を拒否するということではない。あいまいにしないで普段から家族や周囲に伝えておくことが大切」と話し、「一人でも理解してくれる人、優しい言葉を掛けてくれる人がいたら、その患者は力の限り生きていける。手を差し伸べることは誰にでもできる」と語り掛けた。

講演する鎌田氏
講演する鎌田氏



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