2018年(平成30年) 12月9日(日)付紙面より
ツイート
鶴岡市田麦俣の湯殿山スキー場で8日、安全祈願祭が行われた。十分な積雪はなくオープン初日のリフト運行はなし。参列者がシーズン中の無事故とともに、早めの営業開始を祈願した。
同スキー場を運営する月山あさひ振興公社によると、草原ゲレンデの状態だった7日午後5時ごろから降雪が続き、8日午前7時の段階で約25センチの積雪。リフト運行には50―60センチの積雪が必要といい、残念ながら初日からの営業開始とはならなかった。担当者は「このまま順調に降り続けば、9日からの営業ができそう。営業情報はスキー場のホームページで更新するのでチェックしてもらいたい」と話していた。
安全祈願祭には関係者約50人が参列。神事に続いて、同振興公社長の山口朗鶴岡市副市長など11人が玉串をささげ、今シーズンの無事故を祈願。その後参列者や来場者は振る舞い餅「雪のふる餅」を味わいながら、恵みの降雪を願った。
仙台市から訪れた公務員、藤原健さん(57)は「6年ほど前にスキーでけがをしてからは毎年、湯殿山スキー場の安全祈願祭に参列している。以降は御利益にあずかりけがなし。シーズンに入っていち早く楽しめるのが湯殿山の魅力」と話した。
同市の羽黒山スキー場とたらのきだいスキー場は22日(土)オープン予定。