2018年(平成30年) 12月25日(火)付紙面より
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鶴岡市の荘内神社(石原純一宮司)で23日、正月に向けた臨時の巫女(みこ)の研修が始まり、女子高校生たちが赤いはかま姿で言葉遣いなどを学んだ。
三が日で8万人ほどの参拝客を見込む同神社では今年、高校1年生から大学2年生までの37人(うち男性3人)を臨時の巫女として採用。男性の採用は今年が初めて。来年1月1―15日まで交代で参拝客の応対を行う。
初日のこの日は高校生と大学生22人が参加し、赤いはかまの巫女装束に着替えて参拝した後、研修を行った。同神社権禰宜の石原和香子さんは「あいさつはどの時間帯でも『明けましておめでとうございます』」「相手の目を見て、大きな声で話して」などと作法を指導。研修生たちは応対役と参拝客役の二手に分かれ、「500円お納めください」「ようこそお参りくださいました」と練習に励んだ。
初めて巫女を務める鶴岡中央高校1年の石川千桜さん(16)は「憧れの衣装を着ることができてうれしい。参拝客の皆さんが良い一年を迎えられるよう敬意を払って接したい」と話していた。