2018年(平成30年) 3月27日(火)付紙面より
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22日から来鶴している東京パラリンピック種目「ボッチャ」のドイツチームとの公開試合や競技体験が25日、鶴岡市藤島体育館で行われた。市民ら約180人が来場し、トップ選手のプレーに一喜一憂し、一緒にボッチャを体験して交流した。
ボッチャは、ジャックボールと呼ばれるボールを的に、別のボールを投げたり転がしたりしていかに近づけるかを競う。ドイツチームの訪問団は20―60代の選手4人のほか監督や介助スタッフら5人の計9人。ホストタウンの鶴岡市での今回のキャンプは26日までの5日間で、2年後に向けて事前合宿や宿泊施設の視察などを行うもの。
25日は初めに日本ナショナルチームの高田信之選手(38)=大阪府、江崎駿選手(17)=愛知県=との公開試合が行われ、大勢の来場者がルールや試合経過、見どころの解説を聞きながら観戦。両チームの一投一投に一喜一憂しながら、大きな声援と拍手を送った。
試合後は、来場者がボッチャを体験。ドイツチームとも一緒にプレーを楽しんだ。初めて体験したという鶴岡市茅原の秋山禄宣さん(32)は「思ったよりボールが重く加減や距離感が難しい。鶴岡でも親しんでいる人たちがいるようで興味が湧いた」と話していた。
2018年(平成30年) 3月27日(火)付紙面より
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酒田市中央公民館(阿部武志館長)主催の「凧(たこ)あげ大会」が25日、同市の最上川河川公園で開かれ、さまざまな図柄の創作だこが早春の大空を華麗に舞った。
流れるような曲線で描かれた文様が美しい「カスベ凧」、力強い「武者絵凧」、さまざまな色彩の「亀凧」といった伝統ある「酒田凧」を後世に伝えていこうと、同公民館は酒田凧保存会(佐藤利昭会長)とともに毎年この時期、広く市民らを対象にたこ揚げ大会を実施している。
41回目を迎えたこの日は早春の柔らかな光が差すものの、海よりの強風が吹く中、庄内地域の園児・児童29人と一般4人、都内など県内外から20団体の愛好者が参加した。
「大きめのたこを揚げるには絶好の風だが、小さいたこには少し強過ぎる。尻尾でうまく調整しないといけない」(保存会員)というコンディションで、子どもたちは会員や父母らのアドバイスを受けながら、吹いてくる春風にうまく乗せ、手作りの色彩豊かな絵だこ、10も連なっている連だこを次々と揚げていた。