2018年(平成30年) 6月17日(日)付紙面より
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サッカー日本代表初戦の行方は―。鶴岡市立加茂水族館(奥泉和也館長)で15日、ワールドカップロシア大会「日本対コロンビア戦」(19日)の勝敗を、水槽に漂うクラゲが占った。
円柱水槽に同じサイズの「日本」「コロンビア」「引き分け」の3つの容器を沈め、体長3―4センチの通称・カラークラゲが最初に収まった容器で判定するルール。
奥泉館長の合図で「キックオフ」。15匹のクラゲが水槽の下方に漂うスローな立ち上がりだったが、水流を加えて活性化させると一気に試合が動いた。開始2分ほどでブルーのクラゲがコロンビアの容器に入り、結果はコロンビアの勝利。見守った来館者から「あー」とため息が漏れた。
前回大会の日本対ギリシャ戦の「引き分け」を的中させている同水族館のクラゲ。奥泉館長は「あくまで占いなので。好調な乾選手に頑張ってもらいたい。外れることを期待します」と苦笑い。日本の第2、第3戦の勝敗もクラゲで占うという。
2018年(平成30年) 6月17日(日)付紙面より
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鶴岡市馬町の市自然学習交流館ほとりあ周辺の都沢湿地で16日、外来生物のアメリカザリガニを捕獲するイベントが行われ、子どもから大人までの参加者がチームを組んで捕獲量を競い合った。湿地の水辺に網を入れて捕まえたり、スルメで釣り上げたりと各チームが作戦を練り、全体で8・4キロを捕獲した。
「アメリカザリガニ捕獲大作戦」と銘打ったイベントで、ほとりあなどでつくる庄内自然博物園構想推進協議会が主催し2016年以来2回目の開催。市内から家族連れ、小学生、大学生、企業など14チーム(1チーム5人以内)計約70人が参加した。アメリカザリガニは、湿地植物の根を切るなど水辺の生態系に影響を及ぼすため、楽しみながら湿地の環境保全にも関心を高めてもらおうと、チーム対抗形式で制限時間1時間というルールの捕獲イベントを企画した。
参加者は、アメリカザリガニが生態系に与える影響を学んだ後、長靴や胴長をはいて湿地へ。水路や水辺を回りながら網を入れるチームがほとんどだったが、短い竹ざおにたこ糸を結び、スルメの餌の仕掛けを使った家族連れは、「入れ食い」状態で次々と釣り上げていた。体長は5センチ前後から大きなものでは15センチほどのザリガニも。
児童館の仲間たちとチームを組んで参加した藤島小6年の石橋茉奈さん(11)は「ザリガニを捕まえるのは初めて。どこにいるか分からないし、網も上手に使えなくて少し難しかった。捕まえたザリガニは、ちょっと気持ち悪かった」と話した。1位チームは全体の4分の1ほどに当たる1・9キロの「大漁」だった。