2018年(平成30年) 7月25日(水)付紙面より
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鶴岡市は、進学や就職で同市を離れた若者の地元回帰を促すため、Uターン就職を考えてもらうきっかけづくりにしようと、地元企業を紹介するイベント「鶴岡ジョブカフェ」を、29日(日)に東京都中央区にある移住・交流情報ガーデンで開催する。人口減少対策の一環で2年前から実施しているもので、地元から前回の2倍の15社が参加する。UIJターン就職や移住などの相談も受け付ける。
市商工課によると同市では近年、高校を卒業する約1500人のうち、1000人前後が進学や就職で県外に移り住む。地元を離れた後、Uターンする地元回帰は少ないという。そこで市は地元回帰の促進などに向け、都内で気軽な雰囲気の中で就職相談に応じる「鶴岡ジョブカフェ」を企画。初開催の2016年、2回目の17年ともに社会人や学生約40人が来場した。
同ガーデンはJR東京駅八重洲中央口近くにあり、「鶴岡ジョブカフェ」は午後0時半に開始。軽装で気軽な雰囲気の中で、就職相談などを進める。地元から15社が参加し、各社の担当者が自社の業務内容などを説明するほか、実際に鶴岡で働くことをイメージしてもらうため、自社で活躍しているUIJターン就職者や若手に関する情報を提供する。仕事に関する質問や見学の申し込みも可能。
同市の移住コーディネーターも会場を訪れ、移住に関するさまざまな相談に乗るほか、鶴岡公共職業安定所による出張相談コーナーもある。
学生、社会人を問わず無料で参加できる。市商工課は「首都圏の学生やUターン希望者から地元企業を知るきっかけ、地元で働くきっかけにしてもらいたい。入退場自由で気軽に参加できるので、地元の家族からも首都圏にいる人たちに参加を働き掛けてもらえれば」と話している。
鶴岡ジョブカフェは29日午後0時半―同4時。問い合わせは同課=電0235(25)2111、内線565、563=へ。
▽参加企業=アサヒニイズマ、板垣鉄工所、オール・ケッチァーノ、庄交コーポレーション、荘内銀行、Spiber(スパイバー)、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング、竹の露、タマツ、東北イートップ、東洋ワークセキュリティ、トガシ技研、羽黒学園羽黒高等学校、プレステージ・インターナショナル、マーレエンジンコンポーネンツジャパン
2018年(平成30年) 7月25日(水)付紙面より
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庄内町の八幡スポーツ公園で22日、地元中学生とアメリカの中高生によるサッカーの親善試合が行われ、熱い戦いを繰り広げた。
サッカー教育に力を入れる庄内町の技術向上に役立てようと、余目中OBで、テキサス州オースティン市の中高一貫校「セントスティーブンス エピスコパルスクール」でサッカーを指導している成田淳郎さん(40)が男子生徒16人を率いて今回初めて来町した。
アメリカチームは18日に来日し、東京都や愛知県を訪れた後、21日に来町。22日は地元チームが主催する「WAGOMOLINOカップ」内でモンテディオ山形ジュニアユース庄内と親善試合を行った。強い日差しが照り付ける中、両国の生徒たちは額に汗を浮かべながら懸命にボールを追い掛けた。
モンテディオ山形ジュニアユース庄内主将の齋藤大珠さん(14)は「体格の違いと瞬発力の差を感じた。とても楽しめた」、アメリカチームのマシュー・ハッチソンさん(15)は「拮抗(きっこう)したいい試合だった。お互いいいサッカーができた」とそれぞれ感想を語った。
アメリカチームはホームステイや小中学生との交流、地元チームとの練習試合を行い、27日帰路に就く。