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2019年(平成31年) 1月22日(火)付け紙面より

鶴岡市加茂地区で戦後から親しまれた 「うさぎやのコロッケ」復活へ

 鶴岡市加茂地区で戦後から60年ほどの間親しまれた「うさぎやのコロッケ」を地域の特産として復活させようと、地元住民らが活動している。20日、加茂コミュニティセンターで試作・試食会があり、素朴なジャガイモコロッケにノスタルジーを感じながら味わった。今後、加茂で開催されるイベントなどで販売する予定。

 コロッケは、渡會精肉店で販売していた逸品。2代目店主の渡會勲夫さん(79)の高齢化などによって10年ほど前に閉店すると、食べる機会はなくなった。渡會さんは「普通のコロッケだけど、人気だった。学校も近かったからね」と当時のにぎわいを懐かしむ。

 渡會さんの母で、2013年に101歳で亡くなった茂子さんを中心に家族で調理しており、多い時には1つ50グラムのコロッケを1日200個ほど作っていたという。加茂地区の家庭の食卓に並んだほか、旧加茂中学校の生徒などにもなじみ深い味。「うさぎや」の由来は精肉店開業前に、採毛を目的としたアンゴラウサギの養兎(ようと)を家業としていたことから。

 地域づくりの一環で、地域の特産品を作ろうと、加茂地区自治振興会と鶴岡市で17年に発足した「グランドデザイン検討委員会産業チーム」が主体となって、懐かしのコロッケ復活に向けた取り組みがスタート。渡會さんから聞き取りしたレシピを基にして、試作・試食会を今回初めて開いた。

 当時の味を知る人などに参加を呼び掛けたところ、この日は地区住民合わせて18人が参加。渡會精肉店で当時使われていた業務用の電動ミキサーも使って調理した。ジャガイモ約3キロ分を用意し、塩加減や、揚げ方などで差をつけて12パターンを作った。

 完成後は「こんなにコロッケ食べる機会ないね」などと和気あいあいと試食。「男爵イモで、塩1グラム、ラードを使って揚げたものが一番近い」との意見でまとまった。同自治振興会の田中正志会長(70)は「中学生の時、クラスで要望を取ってまとめて買いに行ったのを思い出した。この味だ」と目を細めた。

 渡會さんも「昔を思い出した。この企画を立ち上げてくれた方々に感謝」と感慨深げに話していた。

 同自治振興会で地域振興部長を務める阿部幸男さん(54)は「10月中旬に開催する港オアシス加茂秋祭りで販売できれば。今後も、加茂の味として2弾3弾と進めていきたい」としていた。

精肉店で使われていたミキサーはまだ現役。使い方を説明する渡會さん(右)
精肉店で使われていたミキサーはまだ現役。使い方を説明する渡會さん(右)



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