2019年(平成31年) 1月25日(金)付紙面より
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東日本大震災の発生から8年を迎える今年3月11日(月)に酒田市中心部で行われる「8年目のキャンドルナイトin中町」に向けて、東北公益文科大学(同市、吉村昇学長)で24日、当日夜にともすキャンドルを製作するワークショップが始まった。25日(金)までの2日間、学生有志や教職員、一般市民が取り組む。
酒田のキャンドルナイトは、追悼の灯で被災地に祈りを届けようと、同市字新屋敷の生涯学習施設「里仁館」(冨士直志館長)が中心となり2013年から毎年、3月11日夜に開催。今年は同市中町二丁目の市中町にぎわい健康プラザをメーン会場に午後6時から行われる。
里仁館で運営ボランティアをしていた公益大生が実行委員会を結成し14年、公益大地域共創センターの協力で初めて学内でのキャンドル作りワークショップを実施。以来、災害復興ボランティアサークル「ボラぽっけ」=後藤千花代表(2年)=が中心となり、市民参加型で行っている。
両日とも会場は本部棟1階。初日は午前10時のスタート直後から大勢の学生や市民が訪れた。紙コップの中に赤や黄、青といったカラフルなキューブ状のろうを配置、上に芯を置いた後、液状のろうを流し込んで完成。参加者は「力を合わせて頑張ろう」「スマイル」「希望」などとメッセージを書き、紙コップの側面に貼り付けた。25日は午前10時から午後3時まで。
ボラぽっけによると、来月26(火)、27(水)の両日には、当日の会場となる健康プラザでも同様のワークショップを行うという。当日までに計1000個を用意、一斉に火をともして被災地に祈りを届ける。