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2019年(平成31年) 3月20日(水)付紙面より

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海岸漂着ごみ回収

 大学生ボランティア組織による海岸漂着ごみの回収活動が18日、鶴岡市の湯野浜海岸で始まった。20日までの期間、海岸約1・5キロをエリアに、一般参加の市民らとも力を合わせて活動を展開する。

 全国約100大学の学生約4100人の加盟するNPO法人「国際ボランティア学生協会」(略称・IVUSA=イビューサ、本部・東京都)が主催する「山形県日本海沿岸清掃活動」。東北公益文科大や、NPO法人パートナーシップオフィスなど地元関係者と連携して2016年から毎年続けており、環境問題への理解や学生交流を深めている。

 過去3回は夏の実施だったが、今回は海流や気候要因で漂着が増える冬の終わりに合わせて初実施。全国各地の32キャンパスから124人、地元学生として山形大、東北公益文科大の2大学から18人が参加した。

 移動日の17日を経て、活動初日の18日は同海岸で結団式を開催。円陣を組んで結束を高めるなどした後、海岸約600メートルの範囲でごみ拾いに励んだ。声出しなどはつらつとした学生らしさも見せながら、魚網やプラスチック類などを砂浜から掘り起こして回収していった。

 同清掃活動のプロジェクトマネジャーを務める東北公益文科大4年の齋藤昂大さん(22)は「学生の若い力と地元の方々の力を合わせた活動で、地域活性化にもつなげられれば」と話していた。

 19日は一般市民も加えて活動。

砂に埋もれた魚網も掘り起こして回収=18日午前
砂に埋もれた魚網も掘り起こして回収=18日午前


2019年(平成31年) 3月20日(水)付紙面より

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貴重な体験財産に

 今月2―9日の7泊8日の日程でロシア第2の都市サンクトペテルブルク市を訪問した酒田市使節団が18日夜、同市産業振興まちづくりセンターで報告会を開き、酒田南高の生徒ら団員が現地で日本語を学ぶ生徒らと交流した様子などを語った。

 両市の関係は2016年3月、JA庄内みどりが啓翁桜をペテルブルクに輸出したのが始まり。昨年2月には丸山至市長やJA関係者による使節団が訪れ、経済や文化など多面的な交流推進を要請。本年度から学校間の青少年交流に取り組むことになり、今回はその第1弾として、酒田市と人材育成などに関する連携協定(昨年1月締結)を結んでいる酒田南高の桑原司さん(17)、進藤美沙さん(17)、太田早紀さん(17)の2年生3人と、教員の佐々木祐子さん、市交流観光課の高橋亮主事の5人による使節団を派遣した。

 一行は成田、モスクワ経由で今月3日にペテルブルク入り。4日は日本総領事館や11年制の小中高一貫教育校の国立第583番学校、5日は同第83番学校を訪問し、ロシアの民族舞踊や料理など学校生活を体験したほか、折り紙や書道、酒田甚句など日本の文化を伝えながら交流。放課後には日本語を学ぶ生徒から日本語で観光地を案内してもらった。

 7日にはペテルブルク市役所を表敬訪問し、対外関係委員会のグリゴリエフ委員長と意見交換。さらに露日友好協会や世界三大美術館の一つに数えられるエルミタージュ美術館も訪問し、8日に帰途に就いた。

 この日の報告会には学校や保護者、市内の国際交流の関係者ら約30人が参加。団員たちが交代でスライドの映像を示しながら現地の様子を紹介した。

 進藤さんは「日本語の授業ではみんなきちんと受け応えができて、びっくり。語学力の違いを感じた」、太田さんは「生徒の髪型やアクセサリーが派手なのにびっくり。先生が『自分をきれいに磨くのも教育』と言っていたのが印象的」、桑原さんは「インターネットでの交流と、実際に行き、目と目を見つめ合いながらの交流は全く違うと実感。ペテルブルクが大好きになった。大学生や社会人になってからまた訪れたい」などと感想を語った。

 市は新年度も学校間の青少年交流を続けるほか、5月にペテルブルクの日本総領事館が開く「ロシアにおける日本年」関連行事にも参加する予定。

報告会でペテルブルクでの交流の様子を語った使節団員たち
報告会でペテルブルクでの交流の様子を語った使節団員たち



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