2019年(平成31年) 4月16日(火)付紙面より
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鶴岡市の山王日枝神社で14日、古道具やアンティーク雑貨などを販売する「山王の杜・蚤(のみ)の市」が始まり、掘り出し物を求める骨董(こっとう)ファンが訪れ、各店主との会話を楽しみながら品定めしていた。11月まで第2日曜日に開催する。
十数年前まで同神社で定期的に開かれていた骨董市を、山王商店街と同市内の骨董品店が連携して商店街のにぎわい創出を図ろうと、実行委員会(阿部等代表)を組織して2017年から再開。3年目の今シーズンは1カ月早い4月から開店した。
初回となったこの日は、山形市で開催の骨董市と日程が重なったため、市内や秋田県などの骨董品店6店が店開き。境内に陶磁器類や着物などの古着、書画、ブリキ製のアンティーク玩具、「昭和レトロ」な生活雑貨などの品物が並んだ。
訪れた人たちは、店主に品物の年代や由来、使い方などを尋ねながら品定め。値段交渉するなどしてお気に入りを探していた。古着を買い求めた女性は「安くしてもらったから家にある骨董品を持って来るね」などと店主との会話を楽しみ、地元の大宝寺焼のつぼなどを手に取った買い物客は、店主の「大宝寺焼は割れやすいので残っている物が案外少ない」などの説明に耳を傾けていた。
蚤の市は11月まで毎月第2日曜日の午前9時―午後3時(荒天時中止)に開かれる。