文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2019年(平成31年) 4月25日(木)付紙面より

ツイート

公益大 モンゴルに派遣の3人が帰国報告会

 今年3月、モンゴルの首都・ウランバートルにある国際協力機構(JICA)機関の一つ「モンゴル日本人材開発センター」でインターンシップを行った、東北公益文科大学(酒田市)の学生3人による報告会が22日夕、学内で開かれ、多くの学生たちが聴講。3人は充実したモンゴルでの日々について語った。

 就業体験をしたのは、当時2年だった湯本巴瑠季さん(20)、いずれも1年だった中條紘大さん(19)と平沼里穂子さん(19)の3人。国際的視野、国際感覚を身に付けることで、自国の発展、世界平和などに貢献できる人材育成に資するため公益大は今回、3人を派遣した。海外でのインターンシップは公益大では初で、全国的にもかなり珍しいという。

 3人のうち湯本さんが国際機関でのインターンシップを希望していることを知った玉井雅隆公益大准教授(国際関係論、多文化共生論など)が昨年6月、ウランバートルで開かれた国際会議に参加した際、同センターに受け入れを打診。帰国後に他の学生を募ったところ、中條さんと平沼さんが手を挙げたことから3人の志望理由書を同センターに送付し、同10月に了解を得た。

 3人は3月2日にモンゴル入り。同4日にオリエンテーションを行い以降、市内のホテルに宿泊しながら同17日までの間、同センターのビジネス・日本語・図書3課で就業体験したほか、在モンゴル大使館、モンゴルで実施中のJICAプロジェクトなどを視察して見聞を広げた。

 報告会は本部棟1階公益ギャラリーで行われ、学生約30人が聴講。3人はスライドを使って、充実した日々を紹介。「言葉が分からなく悔しい思いをした。言語やコミュニケーション力をこれからの学生生活でしっかりと養いたい」(平沼さん)、「国際支援の最前線に行き、客観的に『今の日本』を見ることはとても大きな意味がある」(中條さん)、「海外でのインターンシップはお勧め。海外に行って仕事をしたという事実は、確実に力になるはす」(湯本さん)と述べたほか、モンゴルの食や交通事情、ホテルでの生活ぶりなども語った。

 玉井准教授によると、今年8月、来年3月ごろにそれぞれ学生3人ずつを同センターに派遣する予定で、「一つの道筋ができた。8月はジャパンフェスティバルの手伝いがメーンになる。意欲のある学生を派遣したい」と話した。

「モンゴル日本人材開発センター」でインターンシップを行った3人の報告会
「モンゴル日本人材開発センター」でインターンシップを行った3人の報告会



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field