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2019年(令和1年) 5月10日(金)付紙面より

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三瀬孟宗と由良鮮魚、初の「食す会」

 海と山の自然に恵まれた鶴岡市豊浦地区の地域活性化につなげようという「春の豊浦 ブランド三瀬孟宗(もうそう)と由良鮮魚を食す会」が8日夜、同市の由良温泉「八乙女」で開かれた。地元などからの参加者が、食の都庄内親善大使の太田政宏、土岐正富、奥田政行の料理人3人が旬の地元の食材で調理したメニューを堪能し、豊かな地域資源を再確認した。

 地元の資源を活用した地域活性化を考える機会にしようと、由良温泉観光協会(石川博一会長)と三瀬観光協会(加藤勝会長)が、豊浦地区の由良、三瀬、小堅の3自治会と協力して初めて開催。地元をはじめ120人が参加した。

 同親善大使3人が最盛期を迎えた三瀬孟宗と由良沖で水揚げされたサクラマスやウニ、ヒラメ、マダイなどの鮮魚を使い、1人2品ずつの料理を提供。併せて八乙女の料理人が4品の料理を作り、計10品の地元産のメニューがテーブルに並んだ。食事の合間には、親善大使3人がステージに登場し、料理と豊浦地区の食材について解説した。

 参加者は八乙女の窓越しに日本海に沈む真っ赤な夕日を見ながら料理に舌鼓を打った。同市睦町の団体職員、成澤佳奈さん(37)は「豊浦地区の山海の食材がいろんな風にアレンジされ、どの料理もとてもおいしい。食の都庄内親善大使3人の料理を一度に味わえて、とてもぜいたくで幸せな気分」と笑顔を見せた。

 イベントを企画した豊浦地区の担当者は「由良、三瀬、小堅の豊浦地区には食に限らずさまざまな資源がある。豊浦地区が一つにまとまって、そうした資源を生かしながら交流人口拡大など地域の活力向上につなげていきたい」と話した。
     

豊浦地区の山海の旬の食材を食の都庄内親善大使の料理人3人が調理して提供した「食す会」
豊浦地区の山海の旬の食材を食の都庄内親善大使の料理人3人が調理して提供した「食す会」


2019年(令和1年) 5月10日(金)付紙面より

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不法投棄の自転車や水槽回収

 不法投棄防止のための集中パトロールが9日、酒田市で始まり、県や市、警察の関係者らが不法投棄の現場などを巡り、ごみを回収したり、さらなる投棄がないかなどをチェックした。今月末まで庄内全体の約70カ所を巡り、回収したごみについては警察などが投棄者を調べ、特定された場合は廃棄物処理法違反で立件していくことになる。

 県は毎年5月と10月を「不法投棄・海岸漂着ごみ削減強化月間」に設定し、啓発や監視活動を強化している。庄内地方ではこの春の集中パトロールとして、県庄内総合支庁や各市町、県産業資源循環協会などでつくる庄内地区不法投棄防止対策協議会(会長・高橋博美県庄内総合支庁保健福祉環境部長)が中心となり今月9―30日の間、計約70カ所を巡回する予定。

 初日のこの日午前は酒田市松山地域が対象で、市松山総合支所や同地域の自治会、酒田警察署の関係者を含め15人が参加。5台の車に分乗し、山間部の林道沿いや平場の駐車帯など、不法投棄物がある現場や、かつて投棄されていた現場、合わせて11カ所を巡った。

 同市地見興屋地内の林道沿いには、子ども用自転車やガラスの水槽などが投棄されていた。回収するとともに、自転車については酒田警察署員が車台番号を記録し、今後、所有者を調査するという。そのほか、かつて投棄され原状回復した現場では、その後の不法投棄はないか、不法投棄防止のために設置した看板やロープなどに破損がないかなどを入念にチェックした。

 県庄内総合支庁環境課の石川伸課長補佐は「企業の産業廃棄物については昔に比べて減ってきた。罰則が強化され、万一発覚すれば社会的なイメージダウンも大きいため、各企業のコンプライアンス意識も高まっている。一方、個人が駐車帯にペットボトルや弁当の殻などをポイ捨てするケースは依然として多く、『ごみを捨てない、捨てさせない』意識向上と環境づくりを強化していく必要がある」と話した。

 強化月間の関連事業として、今月25日には酒田市飛島のクリーンアップ作戦、来月7日には県消防防災ヘリ「もがみ」による上空からの不法投棄監視スカイパトロールも行う。

 不法投棄は廃棄物処理法に定める犯罪で、違反すると「5年以下の懲役または1000万円(法人は3億円)以下の罰金」が科せられる。不法投棄に関する通報は通年、「不法投棄110番」(県庄内総合支庁環境課内)=電0235(66)4914=で受け付けている。

不法投棄された自転車などを回収する関係者=9日、酒田市地内
不法投棄された自転車などを回収する関係者=9日、酒田市地内



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