2019年(令和1年) 5月26日(日)付紙面より
ツイート
鶴岡市の出羽三山神社に奉納する米の「御田植祭」が24日、同市羽黒町玉川にある大鳥居そばの献饌田(けんせんでん)で行われた。同神社の巫女(みこ)や山伏が五穀豊穣(ほうじょう)を願い、田植えを行った。
JA庄内たがわ(黒井徳夫代表理事組合長)が、月山系の清流を引いた約17アールで毎年行っている。同JAや神社関係者ら65人が参列し、昨秋に新たに建立した大鳥居の下で神事を行い、巫女たちが優雅な田舞を披露した。
この日は青空が広がり水田地帯に爽やかな風が流れる中、水を張った献饌田には朱色の大鳥居がくっきりと映し出された。たすき掛けをした巫女や山伏がつや姫の苗を丁寧に手植え。巫女の難波明日香さん(20)は「今年の豊作を願いながら田植えさせていただいた」と話した。秋に収穫し、新嘗(にいなめ)祭の献饌として奉納される。