2019年(令和1年) 7月9日(火)付紙面より
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両手に持つポール(ストック)を使いながら歩く「第21回国際ノルディックウォークin鶴岡」が7日、鶴岡市の湯野浜海岸周辺で行われた。県内外の参加者が浜風を体で感じ、海岸沿いの景色を楽しみながら心地よい汗を流した。
鶴岡市を中心に県内外の幼児から80代までの男女195人がエントリーし、市体育指導員ら大勢の運営スタッフがサポートした。今回は先月の山形県沖地震を考慮し、海岸沿いの砂浜や松林を中心としたコースから一部コースを変更して実施。湯野浜小学校をスタート・ゴールに、湯野浜海水浴場から高台のサイクリング道路などを歩く3キロ、7キロ、13キロの3コースに分かれて歩いた。
この日は断続的に強い浜風が吹くコンデションとなったものの、海岸沿いは夏空の爽やかな景色が広がった。海水浴場では浜茶屋の準備が進み、ビーチバレーを楽しむ人たちの姿も。参加者たちは間もなくシーズンを迎える海水浴場や日本海の景色、仲間との会話を楽しみながら思い思いのペースでゴールを目指した。給水ポイントでは鶴岡産の砂丘メロンも振る舞われた。
家族や仲間と15人ほどのグループで参加したあつみ小学校5年の富樫知菜さん(10)と同3年の妹の奈央さん(8)は7キロコースに挑戦。「一緒に楽しく歩いて、お母さんより先にゴールしたい」と話していた。
ノルディックウォークは北欧フィンランドが発祥。鶴岡市では、東京大名誉教授の宮下充正全日本ノルディック・ウォーク連盟会長の指導を受け、市民の健康づくりのため普及を推進。1999年に国内初の大会を開き、毎年開催している。