2019年(令和1年) 7月12日(金)付紙面より
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夏の甲子園を目指す第101回全国高校野球選手権山形大会が11日に開幕した。中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた(県野球場)で開会式が行われ、各チームが堂々と入場行進を行い熱戦の火ぶたを切った。決勝は24日午後0時半から同スタジアムで行われる予定。
今大会には昨年と同数の48チーム(庄内勢11校)が出場。開会式ではファンファーレとともに入場行進が始まり、鶴岡南で男子と共に練習している女子部員の屶網怜奈さんが先導役を務めた。続いて各校のナインが「イチ、ニイ」の掛け声に合わせ、はつらつとした動きでグラウンドを行進した。
昨年の覇者・羽黒が優勝旗を返還した後、大会会長の大沼敏美県高野連会長が「結果だけに一喜一憂せず、過程に向き合う姿勢が大事。勝っても負けてもたくましく成長する姿を見せてほしい」とあいさつ。続いて山形東の鈴木康平主将が「第1回大会より昭和、平成と熱い戦いを繰り広げた先輩たちに倣い、新しい令和の時代にこれからの社会を担う若者として野球を通して大きく成長するよう、最後まで高校生らしく生き生きとプレーすることを誓う」と力強く宣誓した。
試合は2回戦まで鶴岡市の鶴岡ドリームスタジアムなど県内4会場で、3回戦以降は荘銀日新スタジアムときらやかスタジアム(山形市)で行われる。今春の東北大会4強の鶴岡東を軸に、夏の山形大会連覇を狙う羽黒や巻き返しを図る酒田南など庄内勢に注目が集まる。