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2019年(令和1年) 7月17日(水)付紙面より

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高橋龍太郎コレクション展・アートのふるさと始まる

 「高橋龍太郎コレクション展・アートのふるさと」(荘内日報社後援)が鶴岡アートフォーラムで13日開幕。14日には、オープンニングトークが行われた。

 この日は、高橋さん自らが、100点の作品が飾られた会場内をマイクを持ちながら解説した。現代美術の新進作家を応援しており、山形市在住の久松知子さん(27)=東北芸術工科大卒=の「〈美術〉の神様」の前では、作品に表れるクールベや岡倉天心、藤田嗣治それぞれの登場意図を画家本人とともに説明。「藤田の“アッツ島玉砕”を見ても、その戦争画に戦争肯定的なものは見当たらない」など踏み込んだトークを繰り広げた。また上山市在住で「赤山地龍」が展示された金子富之さん、顔をモチーフにした厚塗りの作品が特徴的な水戸部七絵さんも自ら来館し、解説した。

 高橋さんは精神科医で72歳。ニッポン放送「テレホン人生相談」のレギュラー回答者を長く務めていることでも知られる。母の実家がある鶴岡市で生まれたが、生後3カ月ほどで離れ、現在は都内在住。大田区蒲田で「タカハシクリニック」を開設している。

 父方は宮城県南三陸町が故郷だが、物心がついた後も鶴岡市には法事などで時たま訪れたぐらいという。それでも「自分の中の東北的なものと、山形の持っている風土の豊かさが自分の支えになっていることを感じる」と言い「もともと文化的な伝統のある土地。地元の若い方たちに作品を見てほしい。この展覧会を通じて、鶴岡からの新しい文化の発信などの一助になってもらえればうれしい」と語っていた。新進作家だけでなく草間弥生、奈良美智、村上隆、会田誠ら有名作家の作品も多く展示されている。会期は来月25日までで観覧料大人500円、高・大学生300円、中学生以下無料。問い合わせは鶴岡アートフォーラム=電0235(29)0260。

作品を解説した高橋さん。久松さん(右隣)らとトークを繰り広げた
作品を解説した高橋さん。久松さん(右隣)らとトークを繰り広げた



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