2019年(令和1年) 8月16日(金)付紙面より
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酒田市の大通り商店街で14日夕、「酒田灯篭(とうろう)まつり」が開かれ、歩道に飾られた大小の灯篭が「光の川」を演出、道行く人を楽しませた。
大通り商店街振興組合(齋藤仁志理事長)が中心になって実行委員会をつくり、2002年から毎年8月のお盆の時期に行っている。それ以前は灯篭を新井田川に流していたが、環境意識の高まりなどを踏まえ、商店街を川に見立て歩道に灯篭を飾っている。
この日は連日続く暑さの中、午後6時ごろから大通り公園でオープニングセレモニーが行われ、浜田小児童による北前太鼓、獅子舞、天狗舞が披露された。引き続き同6時半ごろ、大通り東側の歩道約300メートル区間に飾られた灯篭に次々に火が入れられた。
灯篭は高さ1・8メートルほどの大型が18基、同20センチほどの小型が約450基で、いずれも市内の幼稚園、保育園、小・中・高校の児童・生徒が製作した。漫画のキャラクターや夏休みの思い出、花や幾何学的な模様を描いたものなどさまざま。浴衣姿の家族連れらが夕涼みがてら通りを歩き、優しい明かりとさまざまな絵の「光の川」を楽しんでいた。