2019年(令和1年) 8月20日(火)付紙面より
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夢と感動をありがとう―。第101回全国高校野球選手権大会3回戦で激闘を繰り広げた鶴岡東高野球部の出迎え式が19日、鶴岡市の同校で行われた。鶴東野球部初の1大会2勝を遂げ、甲子園で新たな歴史を刻んだナインたちを生徒や教職員たちが出迎え、全国の強豪校を撃破してベスト16入りした大健闘をたたえた。
1回戦で高松商業(香川)、2回戦で今春の選抜大会準優勝の習志野(千葉)を破り、同校初のベスト8を懸け、17日に関東一(東東京)と対戦。延長11回の接戦を繰り広げ、6対7で惜しくもサヨナラ負けを喫した。
ベンチ入りした選手たちを中心にした鶴東ナインたちは18日に休養を取った後、バスで帰鶴。19日午前10時ごろ、学校に到着し、拍手で迎えられた。甲子園の3試合ともアルプススタンドで応援したチアダンス部のメンバーたちは「夢と感動をありがとう」「全員野球の神髄ここにあり!」「新たな歴史を作った」と書いた横断幕を手に出迎えた。
齋藤哲校長が勢ぞろいした野球部全員を前に、「甲子園出場校は各都道府県代表の全てが強豪校。その中で校歌を2回歌うことができ、感動で打ち震えた。3年生は本当にお疲れさまでした。1、2年生が継承し、また鶴東野球を輝かせてくれるだろう。本当に素晴らしい感動をありがとう」とたたえた。
佐藤俊監督は「本当はあと2、3日甲子園に居たかった。皆さんの応援に感謝したい。1、2年生が新たな目標に向かって頑張る」、平山雄介主将(3年)は「甲子園では大きな応援が力になった。ありがとうございます。今後は1、2年生を全力でサポートする」と力を込めた。
選手と一緒に戦ったチアダンス部の加藤千絢部長(2年)は「私たちにとっても感動いっぱいの最高の夏でした」と笑顔を見せた。