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2019年(平成31年) 11月6日(水)付け紙面より

激甚化する豪雨災害に対応

 河川流域に甚大な被害をもたらした台風19、21号の河川氾濫を受け、激甚化している豪雨災害への備えや対応を学んでもらおうと、鶴岡市上名川の国土交通省東北地方整備局月山ダム管理所は今月から新たに「防災講座」を開設した。赤川流域の各地域のリスクを体験的に知ってもらう内容で、ダム見学と合わせた受講を呼び掛けている。また、町内会や学区など住民防災研修の出前講座も対応していくという。

 講座は1、20分 2、30分 3、60分の3コース。1では雨量の測り方や水の重み、自分が住んでいる地域のリスクを体験的に知ってもらう。2は赤川水系での過去の洪水との戦いや近年の豪雨災害について、写真や資料を用いて振り返る。3は一般社団法人河川情報センターで作成したツール「逃げキッド」を使い、身の回りの河川氾濫のリスクを知り、台風発生情報から避難勧告、氾濫発生までに安全に避難するための“マイ・タイムライン”を作成し災害に備えてもらう内容。

 洪水ハザードマップや浸水想定区域で浸水深や浸水継続時間を知り、持病薬や避難支援者の有無などの家庭状況、避難先をチェックし、備えを考え、いつから行動するかのマイ・タイムラインをつくる。

 月山ダム管理所では「自分の身は自分で守る意識を高めてもらいたい。流域の特性について理解を深め、過度に恐れず正しく理解し、備える機会にしてもらえれば」と話している。防災講座、ダム見学ともに無料。申し込み、問い合わせは月山ダム地域防災センター=電0235(54)6711=へ。

赤川流域の特性 南北方向に細長い形状を有し、流域上流部の諸支川の延長は短く急勾配のため、流れは赤川本川と梵字川の合流点に位置する鶴岡市熊出地区に集中する。中下流部は低平地形の庄内平野が広がり、勾配は緩やかで、いったん洪水が氾濫すると氾濫が拡大してしまう拡散型の氾濫特性がある。昭和以降では1940(昭和15)年7月に家屋1266戸が浸水した未曽有の洪水をはじめ、53(同28)年8月、69年(同44)年8月、71年(同46)年7月、87(同62)年8月、90(平成2)年6月に大規模な洪水が発生している。

月山ダム管理所が新たに防災講座を開設。「逃げキッド」を活用しマイ・タイムラインをつくる
月山ダム管理所が新たに防災講座を開設。「逃げキッド」を活用しマイ・タイムラインをつくる

1畳分に30ミリの雨が降った場合の重さを体験。雨量の測り方や重さを体験的に知ることができる
1畳分に30ミリの雨が降った場合の重さを体験。雨量の測り方や重さを体験的に知ることができる



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