2020年(令和2年) 1月4日(土)付紙面より
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元旦恒例の「新春走り初め」が1日、鶴岡市の鶴岡公園周回コースで行われた。老若男女の市民ランナーが今年一年の健康を願って快走した。
県縦断駅伝OBの呼び掛けで1973年に始まり、市陸上競技協会の主催で続けている。47回目の今年は、県縦断駅伝メンバーといった競技者をはじめ、市内の持久走クラブ、走ろう会などから合わせて約150人が荘内神社前に集合。スタート時の午前9時すぎには曇り空から青空に。元旦の日差しを受けて1周約1・2キロのコースを駆け抜けた。
鶴岡持久走クラブの本間梨月さん(10)=朝暘二小5年=と渡部朱莉さん(11)=朝暘一小5年=は一緒に2周。「今年は大会でいい成績を残したい」「天気が良くて気持ちが良かった」と息を弾ませていた。
2020年(令和2年) 1月4日(土)付紙面より
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鶴岡市の羽黒山頂で31日から元日未明にかけ五穀豊穣(ごこくほうじょう)などを願う年越し行事「松例祭」が行われ、国指定重要無形民俗文化財の「大松明(おおたいまつ)引き」など勇壮な火祭りが繰り広げられた。
松例祭は出羽三山の年間最大の祭事。「位上(いじょう)」と「先途(せんど)」の松聖(まつひじり)2人の100日修行「冬の峰」の満願に合わせ、地元の若衆や山伏が位上方と先途方に分かれて競い合いながらさまざまな神事を繰り広げ、新年を占った。
大松明引きは31日午後11時ごろに行われ、ほら貝の音を合図に若衆が大松明を引き雪上を駆け抜けた。引き続き新たな年の火をきり出す「火の打替(うちかえ)神事」が行われ、令和初の正月を迎え外国人を含む大勢の見物客が浄火の炎に新年の願いを託していた。