2020年(令和2年) 1月26日(日)付紙面より
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今年で33回目を迎えた「酒田日本海寒鱈(かんだら)まつり」が25日、酒田市の中通りや中町モールで開幕し、大勢の家族連れなどが熱々の寒鱈汁や地元酒蔵の新酒など旬の味覚を堪能している。26日も行われる。
市や市内の商工・観光団体などによる実行委員会が冬季の観光振興につなげようと毎年この時期に開催。今年は25、26の2日間、中通り商店街と中町モール、JR酒田駅前、さかた海鮮市場で実施し、寒鱈を味噌仕立ての汁にした寒鱈汁(1杯600円)を計約9000食提供する。初日の25日、メーンの中通りと中町モールでは計9店舗が寒鱈汁を提供。時折小雪がちらつく中、午前10時半の開始とともに大勢の家族連れらが繰り出し、白い湯気が立ち上る大鍋の前に列を作った。熱々の寒鱈汁が入った器を受け取ると、フーフーとおいしそうに頬張った。
中央公園では「酒の酒田の酒まつり」が開かれ、酒田地区の9蔵元の新酒約20銘柄を1杯100円で提供。酒田市が交流している秋田市と千葉県酒々井町の酒と物産も提供され、大勢の日本酒ファンらでにぎわった。中通りでは「寒鱈フェスタ」として県「食の都庄内」親善大使の4人がオリジナルの鱈料理を1食700円で提供し、こちらも長い列ができていた。
26日は午前10時半―午後3時半(寒鱈汁の販売は午後2時ごろまで)の開催。世界の料理フェア(午前11時―午後2時、市交流ひろば)、市消防出初式(午後0時半、マリーン5清水屋前)も開かれる。