2020年(令和2年) 2月8日(土)付紙面より
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強い冬型の気圧配置の影響で7日、庄内の広い範囲で大雪となった。鶴岡市街地でも今シーズン初の本格的な降雪となり、朝から雪かきに追われる市民の姿が見られた。
山形地方気象台によると、東北地方の上空約5500メートルに氷点下30度以下の寒気が流れ込んだ影響で冬型の気圧配置が強まった。庄内にも今年一番の寒気が入り込み、全域でまとまった降雪を観測した。
鶴岡市によると、同日午前8時半現在の24時間降雪量は、鶴岡公園で18センチと市街地も雪化粧。また同気象台によると、同日午前9時現在の24時間降雪量は酒田で7センチ、庄内町狩川で8センチだった。
鶴岡市内全域では全314台ある除雪車の約6割が出動と今シーズン初めて本格的に稼働。旧市内でも幹線道路などで109台が対応した。同市街地では午前6時すぎごろから降り始めた。同市小真木原町の小野寺義男さん(75)も自宅周辺を今シーズン初めて除雪作業。「このくらいは雪かきのうちにならないよ」と笑っていた。
予報では、雪は8日も続く。向こう1週間は気圧の谷や寒気の影響で、期間初めは雪でその後は回復の見込み。