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2020年(令和2年) 3月11日(水)付紙面より

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根拠のないデマに注意 県「クルーズ船からの下船者はなし」

 「〇〇にクルーズ船から降り、帰ってきた人がいるらしい」といった新型コロナウイルス関連のデマが庄内地域をはじめ、県内各地でささやかれているという。ツイッターなどSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)への書き込みや、人から人へ伝わるうわさで不安や疑心暗鬼を増長させている。中には地域名を指摘して「気を付けた方がいい」と根拠のない警告をしているものもある。これに対し県は「下船した人に対する国からの健康観察の依頼は本県に来ていない」と述べ、県内に下船者が確認されていないことを示した。

 9日の県議会議会運営委員会で、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客が下船後の検査で陽性と判明した事例が話題に上がり、県議が県内の状況を確認。これに対し防災くらし安全部の佐藤仁喜弥部長が「下船し帰宅した人に対しては、継続して健康観察を行うよう厚生労働省が都道府県に依頼している。現時点で本県にそうした依頼は来ていない」と述べた。

 同部によると9日現在、県内で新型コロナウイルス感染者は発生しておらず、クルーズ船から降りて健康観察が必要な対象もいない。また、「首都圏に行って帰宅後、体調を崩した」などの理由で医療機関に相談した人について、県衛生研究所は今年1月30日以降81件の検査を行っており、結果は全て陰性となっている。

HPに県内状況や相談窓口情報記す

 同部は「県ホームページ(HP)へ新型コロナウイルス感染症に関する情報をまとめたポータルサイトを設置している。県内の状況や相談窓口などについて記してあるので、参考にしてもらいたい」と呼び掛けている。県HP=https://www.pref.yamagata.jp=へ。


2020年(令和2年) 3月11日(水)付紙面より

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志望校合格目指し臨む 県公立高入試

 2020年度の公立高校入学試験が10日、県内一斉に行われ、受験生たちがそれぞれの志望校で合格を目指して試験に臨んだ。この日の庄内地方は曇り空だったが、上着を必要としない暖かさとなった。目立った交通機関の乱れもなく、マスクを着用した受験生は落ち着いた様子で試験会場に歩みを進めていた。

 県教育委員会によると、全会場で定刻通りに1教科目となる国語の試験が始まった。このうち、志願倍率0・98倍となった鶴岡南では、欠席者や体調不良の受験生は見られず、試験開始5分前の予鈴とともに控室から教室へ移動。緊張した面持ちで試験開始の合図を待ち、この後、国語・数学・社会・理科・外国語(英語)の5教科の学力試験が実施された。

 県内の全日制実施校・学科数は、鶴岡南山添校の募集停止による1学科減の42校98学科。推薦入学内定者を除いた平均志願倍率は、全日制が昨年度より0・01ポイント低い0・93倍となり、3年連続で1倍を下回った。全日制の総入学定員から推薦選抜内定者を除いた一般選抜の定員は、昨年度より64人減の6143人。庄内地域の全日制では9校14学科で定員割れとなり、高い志願倍率となった鶴岡工業の情報通信科が1・86倍と最も高く、県内でも5番目の倍率。さらに酒田東の探究科が1・76倍と志願者を集めた。

 今年は新型コロナウイルス感染防止のため、選考の参考にしている面接の実施を中止。各校での今月17日(火)の合格発表については大勢の人が集まることを回避するため、大型掲示板を使用しての発表を行わないとした。代替案として各校の敷地内で合格者の受験番号が記されたプリントを配布する予定。

試験開始を待つ受験生たち=鶴岡南高校
試験開始を待つ受験生たち=鶴岡南高校



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