2020年(令和2年) 4月3日(金)付紙面より
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酒田市は1日午後、同市の桜(ソメイヨシノ)の開花を発表した。平年より13日、昨年より8日いずれも早い宣言。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から規模は縮小するが、10日(金)からは「酒田日和山桜まつり」もスタートする。
2009年10月に無人化されるまでは山形地方気象台酒田測候所が観測。15年からは市が独自に日和山公園内に「基準木」を定め観測している。この日は時折雨がぱらつくあいにくの天候の中、市整備課職員が午前11時50分ごろ、基準木3本のうち「No.1」と呼ばれる最も北よりに立つ木で開花を確認した。同課によると、市が観測を始めてから最も早い開花。満開までは1週間ほどかかるという。
桜まつりは19日(日)まで。夜間には約150本のぼんぼりをともし、千石船をライトアップする。露店の出店、イベントは中止。開花を宣言した同課の本間克由課長は「このような状況だが、例年と同じく今年もきれいに咲くはず。感染防止を心掛けて見に来てほしい」と話した。