2020年(令和2年) 5月31日(日)付紙面より
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酒田市は29日、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から広く自粛を要請していた同市飛島への渡航について、一部の都道県を除き6月1日(月)から受け入れを再開すると発表した。
本県唯一の離島である飛島には医師が常駐しておらず、島民の高齢化が進んでいる。島民が感染した場合、重症化・集団感染の恐れがあるとして丸山至市長は4月9日に「飛島への来島自粛のお願い」を発出、5月31日(日)まで観光客、帰省者に対して渡航自粛を求めていた。
全国で緊急事態宣言が解除、県境をまたいだ移動も再開される上、春の野鳥観察シーズンに観光客を受け入れることができなかった島内の旅館・民宿の経営が厳しい状況にあることから今回、段階的に受け入れを再開することにした。
5月25日まで緊急事態宣言の対象となっていた北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川5都道県からの観光客らに対しては引き続き6月18日(木)までの間、渡航自粛を要請する。段階的な受け入れ再開について丸山市長は「感染拡大をくい止め、島民、観光客の命と健康を守りながら魅力あふれる飛島を堪能してもらうため、理解と協力をお願いしたい」とコメントした。