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2020年(令和2年) 7月12日(日)付け紙面より

鶴工高創立100周年記念 シルクプロジェクト チーフやPV、パンフ制作に挑戦

 鶴岡市の鶴岡工業高校(百瀬克浩校長)で10日、「鶴工シルクプロジェクト」のキックオフイベントが行われた。創立100周年を記念し、山形大国際事業化研究センター(小野寺忠司センター長)と連携した起業家育成プログラムの一環で取り組むもの。1―3年生の希望者23人が10月まで、鶴岡の伝統産業で同校創立にも関わる「シルク(絹)」をテーマに、その歴史や文化を学びながらシルクチーフやシルククリーム、歴史を紹介するプロモーションビデオ(PV)の制作などに挑戦する。

 同校は昨年2月、山形大国際事業化研究センターとの間で起業家育成プログラムに関する連携協定を締結した。同センターは2018年4月から文部科学省の次世代アントレプレナー育成事業として「山形大学EDGE―NEXT」プログラムを展開しており、その実践の一環だ。

 同校と同センターは昨年度、教育プログラムの内容を検討。同校が1895(明治28)年、地域で盛んだった絹織物の人材養成を狙いに開校した鶴岡町立鶴岡染織学校を前身に1920(大正9)、県立鶴岡工業学校として創立された歴史などを踏まえ、シルクをテーマに設定した。同校は今年2―3月、インターネット上で寄付を募るクラウドファンディングで経費126万円を集めた。

 プロジェクトではこの経費を使い、鶴岡のシルクの歴史と文化を学びながら、創立100周年のデザインを考えてプリントする「シルクチーフ」、小学生向けに鶴岡のシルクの歴史を学べる「映像教材」、鶴岡のシルクのルーツを調べその魅力を紹介するPV、市内の小中学生向けにPVや映像教材などを紹介する「パンフレット」を制作する。

 そのほか昨年度からの継続プログラムでは、化粧品など製造の高研鶴岡工場と連携し、シルク由来のタンパク質セリシンを使い保湿・UV(紫外線)カットなどに優れた「シルククリーム」を開発する。県立産業技術短期大学校と連携し、桑の消費状況を画像解析し、自動で給桑やふん・食べ残し除去などを行う「養蚕自動工場」も研究する。

 この日のキックオフイベントには、参加する生徒23人が参加。百瀬校長は「本校と市の歴史を未来につなぐ架け橋になって」、山形大の小野寺センター長が「単にモノを作るだけでなく、伝統の絹産業の歴史を学び、地域活性化につなげて」と激励した。

 続く講話では、鶴岡シルクの大和匡輔社長が「戊辰戦争で賊軍の汚名を着せられた庄内藩士たちが、お国に貢献して汚名を晴らそうと松ケ岡を開墾して絹産業を興した。養蚕から縫製まで絹織物の一貫した生産体制がそろっているのは世界で鶴岡だけ」と鶴岡シルクの歴史を紹介。コミュニケーションプランナーの佐藤成美さんが自身で制作した資生堂やトヨタのテレビCMなどを紹介し、デザインの意義などを語った。

 情報通信科2年の鈴木慧さん(17)は「軽い気持ちで参加したが、講師の話を聞き、興味が強まった。特に鶴工の前身がシルクと関わる染織学校だったと知り、自分もそういう歴史のつながりの中にいると感じた」と話した。

鶴工シルクプロジェクトがスタート。大和社長(右端)の講話を聞く生徒たち
鶴工シルクプロジェクトがスタート。大和社長(右端)の講話を聞く生徒たち



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