2020年(令和2年) 8月9日(日)付紙面より
ツイート
鶴岡市大泉地区で7日、収穫期を迎えている特産のだだちゃ豆の盗難防止パトロールが行われた。生産者や畑近くの住民に、盗難注意と日頃から監視の目を持つよう呼び掛けた。
市防犯協会大泉支部(松浦正人支部長)が地区の特産品を守ろうと、収穫期を迎えるこの時期に鶴岡警察署などと連携して20年近く前から実施している。
同地区では近年、だだちゃ豆の盗難など目立った被害はないというが、過去に収穫直前の豆や次の年のための種が盗まれたことがあったという。関係者は「畑の面積も広く、防犯カメラなど置ける場所がない。今はみなさんの良心を信じているというのが本音。地域全体で守っていければ」と話していた。
この日、パトロールには支部員など約20人が参加。普段は特殊詐欺被害防止を訴える同署管内の安全安心を守るヒーロー・だだちゃグリーンも加わることで、多くの人への啓発を図った。
パトカーなど5台に分乗して午後3時に市農村センターを出発し、1時間ほどかけて白山、山田、矢馳、下清水などのだだちゃ豆畑を巡回。生産農家に盗難に遭わないよう自主防犯を促した。