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2020年(令和2年) 8月15日(土)付紙面より

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尋常小校舎の中に地域の歴史伝える 鶴岡・大山小「新民館」

 鶴岡市大山二丁目の大山小敷地内にある同校同窓会館「新民館」が14、15の2日間、内部を公開している。1903(明治36)年に大山尋常高等小学校として建てられた校舎の一部で、内部には古墳時代の石棺や、初代県令・三島通庸の自筆の短冊などを展示し、地域の歴史を伝えている。

 新民館は1972年と2008年の2回にわたり移築され、現在に至っている。名称は、1876―87年に同校が「新民学校」と呼ばれたことに由来。現在は大山小同窓会(佐藤憲二会長)が所有し、同校に管理を委託。毎年2月の大山新酒酒蔵まつり、5月の大型連休、8月のお盆の3回、内部を公開している。

 石棺は1968年、菱津の火打崎古墳から出土したもので、長さは約1・8メートル。柵木は1929年に都沢から出土したもので、16世紀の大浦(尾浦)城関連の遺物とみられている。三島の短冊は新民学校建設時、「よむふみに こころもとけておのずから 民ひらけゆく時は来にけり」と詠んだもの。そのほか、スポーツで活躍した羽根田梅太郎(水泳)、阿部成章(バスケット)らの賞状や衣類、戦中の教科書などを展示している。

 佐藤会長は「私もこの校舎で学び、懐かしい。大山公園や酒と並び大山を象徴するもので、しっかり後世に伝えたい」と話した。15日は午前10時―午後3時。

大山のシンボルとして保存されている新民館
大山のシンボルとして保存されている新民館

内部に展示されている石棺
内部に展示されている石棺



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