2020年(令和2年) 8月30日(日)付紙面より
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鶴岡市の斎小学校(加藤浩昭校長、児童121人)の4年生23人が28日、近くの赤川で水生生物の調査とざっこしめを体験した。
川の学習として毎年3回ほど実施。この日は、NPO法人鶴岡淡水魚夢童の会の岡部夏雄代表理事が鶴岡市砂田町の自宅に開設している私設博物館「出羽の里 未来遺産館」で魚類標本を見学し、地元の川にすむ魚を学んだ。その後、学校近くの同市羽黒町松尾の赤川右岸に移動した。
水着姿になった子どもたちはたも網を持って川に入り、石を持ち上げて川虫など水生生物を調査。その後、「地域の先生」の三浦孝さん(63)=同市伊勢横内、会社員=の指導で、二人組で三日月網を持ち、カジカ捕りに挑戦した。
子どもたちは、本当に魚が捕れるか半信半疑だったが、二人で協力して川底に網を押し付け、上流の石を足でゴソゴソと動かし、慎重に網を上げると、「いたー」「捕れたー」の歓声が上がった。次第に夢中になり、次々とカジカを捕まえていた。
高橋壱人君(10)は「こんなに大きな川に入ったのは初めて。流れがあって広く、いろんな虫や魚がいてとても面白い」と話した。
捕れたカジカは三浦さんが冷凍保存し、後に炭火焼きにしてみんなで食べるという。