2020年(令和2年) 9月27日(日)付紙面より
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今秋、鶴岡市櫛引・朝日・羽黒3地域7軒の料理店で展開される「里山もみじ御膳」の発表会が25日、櫛引地域・中田の安野旅館で行われた。出羽商工会が催した。コロナ禍で今年は苦戦してきた各料理店だが、盛り返しを懸ける試み。「里山もみじ御膳」の名前の下、メニューは各店に任され、地産地消の里・山・海の幸に満ちたものになる。
同旅館の安野良明さん(67)は「今夏はいつまでも暑かったのでキノコ類は遅れているが、本格的な秋になれば、さらにいい食材が入ってくる。櫛引を感じられるものにしたい」と意欲的。くるみ豆腐、庄内柿の葉寿司、鮭西京焼き、あけびキノコ味噌、キノコの串揚げ、イモ煮、イチジク甘露煮など品ぞろえが豊富で、どれを食べてもおいしく、締めのデザートもフルーツタウンから直送だから新鮮そのもの。これで2500円(税別、各店共通)。満足度が高いものになった。イベント自体は今年3年目。同旅館は昨秋5軒合計542膳中、236膳を提供した。
同商工会の松本寿太副会長(70)は「各料理店とも、今回に懸ける思いは強い。品ぞろえ、カラーは自由だし、期間中互いに盛り上げてほしい」と相乗効果を期待した。今年は新たに羽黒地区から「あらかわ」「休暇村庄内羽黒」が加わった。
期間は28日から10月末日まで。事前予約が必要となっている。
◇提供店▽櫛引地域=安野旅館(電0235―57―2071)花咲季(57―5710)割烹秋山(57―2212)▽朝日地域=すが忠(53―2500)朝日屋(55―2233)▽羽黒地域=あらかわ(64―1922)休暇村庄内羽黒(62―4270)