2021年(令和3年) 5月25日(火)付紙面より
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羽黒山伏の修行体験が22日、鶴岡市の羽黒山中などで行われ、市内の親子が「火渡り」などに挑戦した。
羽黒山伏の修行体験を通して先人から受け継がれてきた精神文化を学び、郷土を愛する心を育もうと鶴岡青年会議所が企画した。
この日は鶴岡市内の小学生とその父母ら合わせて約50人が参加。羽黒山伏の星野光稀さんから山伏修行について説明を受けた後、「宝冠(ほうかん)」と呼ばれる白い布を頭に巻き付け修行の一つ「とそう」に出発した。
参加した親子は、いでは文化記念館から随神門の石段を下り羽黒山中の国宝・五重塔へ。途中、羽黒山伏から「2446段の石段には、とっくりや盃が33個刻まれているが、それをすべて見つけると願いがかなうといわれている」といった石段に関わるエピソードの説明を受けていた。
五重塔から、いでは文化記念館に戻った子どもたちは締めくくりの「火渡り」の行に挑み、羽黒山伏修行の一端に触れていた。