2021年(令和3年) 6月16日(水)付紙面より
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赤川花火大会実行委員会(会長・五十嵐由浩鶴岡青年会議所理事長)は15日、鶴岡市の出羽庄内国際村で記者会見を開いた。今年はコロナ禍の状況を踏まえ、これまでのような大規模な花火大会ではなく、連続30日間にわたって1日当たり30発を打ち上げると説明した。
大会名は「赤川花火プレゼンツ2021」でテーマは『「エール」?笑顔あふれる未来?』。コロナの収束と医療従事者への感謝を込め、少しでも地域住民に元気を届けるような内容にする。打ち上げ場所は、鶴岡市赤川河川敷(羽黒橋?三川橋)と、今年開墾150年の節目を迎えた羽黒町松ケ岡の2カ所。赤川河川敷では7月23日(金)から31日(土)までと、8月13日(金)から21日(土)まで。松ケ岡では8月1日(金)から12日(木)までで、打ち上げ時間はいずれも午後7時半から。夜空を焦がす花火が見られるのは各日とも2分間程度になる。
花火は、例年参加している全国の花火師が製作した「割物」で、打ち上げは酒田市内の花火業者が担当する。毎日の打ち上げの際に地域の子どもたちや医療従事者などから「カウントダウン」とメッセージを寄せてもらう。花火の様子はユーチューブの赤川花火大会公式チャンネルで動画を生配信する。打ち上げ会場に観覧席やトイレは設置しない。
五十嵐会長は「実行委員会で連日、会議を重ね時代に即した大会にしようと意見を交わしてきた。『今年は赤川花火大会が見られますように』と市民からはがきも寄せられている。前向きに捉え、少しでもそうした思いに応えたい」と語った。