2021年(令和3年) 1月7日(木)付紙面より
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新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に対応するため酒田市は12日(火)、クーポン券の発行、場所の連絡など接種に関する一連の業務に従事するプロジェクトチームを立ち上げる。
5日の定例会見で丸山至市長が明らかにした。
設置チームは部署を横断する形で総務部、健康福祉部などの職員4人で組織、昨年5月設置の市特別定額給付支援班のスキーム(枠組み)を生かし、中町庁舎に専用室を設け、市民への通知、場所・日時の調整、酒田地区医師会十全堂や日本海総合病院との打ち合わせなど接種に関する事務全般に当たる。ワクチンは冷凍保存が必要で各医院での個別接種は困難という。
首都圏を対象に緊急事態宣言の検討に入るなど感染状況が厳しさを増す中、ワクチンについて政府は、複数の米国製薬会社と2億9000万回分(1人2回接種)の供給を受ける契約を結んでおり、来月下旬にも開始できるよう体制整備を急いでいる。同下旬にまずは医療従事者、翌3月下旬に高齢者、その後、基礎疾患のある人などを優先する方針。