2021年(令和3年) 1月10日(日)付紙面より
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アーチェリー女子の東京五輪代表候補・中村美樹選手(28)=ハードオフコーポレーション=に母校・鶴岡三中(西脇庸校長)の後援組織から激励金10万円が贈られることになり、8日同校で贈呈式が行われた。同校の教育後援会(齋藤生男会長)と同窓会(石井礼仁会長)が合同で企画した。
この日のセレモニーでは本来アーチェリー部の後輩たちが激励の花束を贈る予定だったが、暴風雪予報で市内の小中学校は全て臨時休校。代わって西脇校長が贈った。
中村選手は「オリンピックが1年延期になって落ち着かない日々もあったが、こうした激励の機会をいただき、皆さんに応援してもらっていることを実感する」と感謝した。そして「五輪代表を決め、大会では金メダルを取って、またあいさつに伺いたい」と力強く宣言した。激励金は弓具に利用したいという。
齋藤、石井両会長は「本当に頼もしい。三中卒業生の誇りです。いい結果を残してほしい」と異口同音に期待を寄せていた。
中村選手は今月13?20日に都内ナショナルトレーニングセンター(NT)でメディカルチェックなどを受け、2月は全日本室内選手権(長野)に臨み、3月20、21の両日、最終選考会(静岡つま恋)に向かう。5候補選手の生き残り戦で5人中3人が代表になるが「新年に入って調子はいい。ピークを3月に持っていけるよう調整していきたい」と話した。
都内は現在新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が出されており、庄内―東京は空路を使い、羽田空港―NT間は車(タクシー)で直行するなど、コロナ対策に万全を期す構えだ。