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2021年(令和3年) 1月14日(木)付け紙面より

庄内冬の味覚 「寒ダラ漁」始まる

 庄内浜の冬の底引き網の「寒ダラ(マダラ)漁」が始まった。12日は鶴岡市の由良漁港と鼠ケ関港にそれぞれ100匹ほどが水揚げされた。漁はまだ「走り」の段階だが、8キロ台の寒ダラの入網も見られ、港は活気づいた。今月下旬から2月にかけて漁は本格化する。

 庄内では冬の時期に捕れるマダラを寒ダラと呼んで珍重する。引き締まった身や白子、アブラワタ(肝臓)、アラを一緒に煮込む「どんがら汁」は、庄内の冬を代表する味覚となっている。

 由良漁港では12日昼すぎ、底引き網船6隻が次々と寄港し、ハタハタや紅エビ、マダイ、ズワイガニなどとともに、マダラを水揚げしていた。このうち輝修丸は1匹3―7キロのマダラ約30本を漁獲した。石塚修船長(51)は「5日も出漁したが、タラは狙えなかった。きょうは平均5キロ程度。まだ始まったばかりの“走り”で、初漁は毎年こんな感じだ。本格化するこれからに期待したい。ただ、しけで漁に出られない日が多くなるだけに、なぎの日が続いてくれることを願っている」と話していた。

 鶴岡市加茂の県水産研究所によると、昨年の庄内浜全体の寒ダラ(1―2月)の漁獲量は平年並みの274トンだった。出漁状況にもよるが、今季についても平年並みの水揚げが見込まれている。

底引き網船から丸々と太ったマダラが水揚げされ、今季の寒ダラ漁が始まった=12日午後1時すぎ、鶴岡市・由良漁港
底引き網船から丸々と太ったマダラが水揚げされ、今季の寒ダラ漁が始まった=12日午後1時すぎ、鶴岡市・由良漁港


2021年(令和3年) 1月14日(木)付け紙面より

囲炉裏から煙立ち害虫駆除 冬の風物詩「いぶりだし」

 鶴岡市の致道博物館(酒井忠久館長)の多層民家「旧渋谷家住宅」(国指定重要文化財)で12日、恒例の「いぶりだし」が始まり、囲炉裏のたき火が訪れた人を和ませている。

 豪雪地帯の旧朝日村田麦俣に200年前の1822年に建てられ、1965年に同博物館に移築された。囲炉裏から立ち上る煙は茅葺き屋根に潜む害虫を駆除し、すすが壁や屋根の縄を強くするといわれる。移築後は冬季のみ人を雇って火をたき、風物詩となっている。

 初日の12日は、ともに2年目という工藤喜美さん(59)=同市城南町、佐藤妙子さん(55)=同市神明町=の2人が午前9時ごろからたき火を始めた。館内の庭木の剪定(せんてい)枝などをくべると、もうもうとした煙とともに赤い炎がゴーッと立ち上り、自在かぎにつるした鉄鍋の湯がシューシューと沸騰。時折、火の粉がパチパチッとはぜた。

 工藤さんと佐藤さんは「火を見ていると飽きない。世間では新型コロナで大変だが、ここだけ違う時間が流れているよう」と話しながら、火箸で薪の位置を直した。来館者が来ると、「さあ、近くに…」と囲炉裏端に促していた。

 いぶりだしは風の強い日などを除き、3月上旬ごろまで毎週火、土曜日の午前10時ごろから午後1時ごろまで行う。

多層民家・旧渋谷家住宅で始まった恒例の「いぶりだし」=12日午前
多層民家・旧渋谷家住宅で始まった恒例の「いぶりだし」=12日午前



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