2021年(令和3年) 1月19日(火)付紙面より
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櫛引たらのきだいスキー場(鶴岡市櫛引地域)が16日、ファン感謝デーを行い、ナイターの時間にかけてにぎわった。午前9時開始の朝から昼にかけてはみぞれ交じりの悪天候だったが夕方ぐらいから氷雨が粉雪に変わり、積雪は1メートル50と上々のコンディション。午後9時のクローズまで延べ600人がスキー、スノーボードを楽しんだ。この日はリフト代が全て無料。市内から3家族計9人がスキー場で合流したグループもあった。「無料だから来たけど、滑りやすいゲレンデで最高。やはり近さはメリットです」と満足そうだった。朝日地域の湯殿山スキー場と比べると、市街地から“ゲタ履き”感覚で、簡単に来られる面が良いという。
昨季は暖冬で営業日がわずか19日。予定していた「ファン感」もできなかったが今季は昨年12月19日のオープン以来、全日営業できている。「この日をきっかけに、たらのきだいに親しんでもらえたらうれしい」とスキー場側も呼び掛けていた。
今年4月からはロッジ、リフトなど施設全体が市から地元主体の運営に切り替わる予定。「赤字を出さず、スキー文化を守ろう」の意気込みで、地元のボランティア団体が玉こんにゃくの出店を設け、羽黒地域のハヤシワックスの協力を得て、スキーワックスの無料デモンストレーションコーナーが設置されたりするなど、目いっぱい盛り上げていた。
来月20日(土)は「スキー子どもの日」と題して中学生以下がリフト無料になるなど、昨季の分まで盛り上げたい意向だ。平日は午後5時以降のナイター営業。土・日・祝は午前9時オープンの終日営業となっている。問い合わせは同スキー場=電0235(57)5470=へ。