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2021年(令和3年) 1月27日(水)付紙面より

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聴衆の手拍子と笑顔広がる 鶴岡音楽祭盛り上がる

 「雪の降るまちを」鶴岡冬まつりのメーン行事「鶴岡音楽祭2021」が23日、鶴岡市の荘銀タクト鶴岡で開かれた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、歌や合唱を取りやめ器楽演奏のみのプログラムで行われ、全国コンテストで入賞した鶴岡工業高吹奏楽部と鶴岡東高吹奏楽部、山形交響楽団が出演して演奏を披露した。

 第一部は全国大会最優秀賞受賞記念演奏と銘打ち、昨年11月に行われた第26回日本管楽合奏コンテストの高校S部門(3―15人)で全国2位の審査員特別賞・最優秀賞に輝いた鶴工、同A部門(16―35人)で2年連続最優秀賞に選ばれた鶴東の両吹奏楽部が登場。鶴工はコンテスト演奏曲「ラメント?旧約聖書『哀歌』に基づいて」(松本倫士作曲)など、鶴東はスーザの行進曲「ワシントンポスト」などを演奏した。

 鶴工吹奏楽部の児玉円(つぶら)部長(3年)は「鶴岡音楽祭に初めて招待していただいた。素晴らしい音楽祭で高校最後の演奏ができ、忘れられない思い出になりました」と、来場者に向け感激の表情で話した。

 「ニューイヤー・心躍るウィンナーワルツ」と題した第2部は、山形交響楽団が酒田市出身の工藤俊幸さんの指揮で、「ワルツ王」ヨハン・シュトラウス2世のワルツやポルカのおなじみの楽曲を取り上げた。新年にふさわしく華やかで軽やかな「ピチカートポルカ」「皇帝円舞曲」、オーストリアの第二の国家とも呼ばれるワルツ「美しき青きドナウ」などを演奏。アンコールの「ラデツキー行進曲」では工藤さんの身振りとオーケストラに合わせて聴衆全員が手拍子。毎年元日に行われるウィーン・フィルのニューイヤーコンサートをほうふつさせる音楽祭となり、来場した多くの市民に笑顔が広がった。

 音楽祭は、作曲家・故中田喜直氏の名曲「雪の降るまちを」が鶴岡での冬の思い出をモチーフに作曲されたことにちなんで鶴岡冬まつり実行委員会が1986年から始め、今年で36回目。オープニングでは、中田氏ゆかりの斎小児童のミュージックベル隊が恒例の「雪の降るまちを」演奏を披露し、大きな拍手が送られた。

アンコールの「ラデツキー行進曲」で音楽祭を盛り上げた指揮の工藤さんと山響
アンコールの「ラデツキー行進曲」で音楽祭を盛り上げた指揮の工藤さんと山響



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