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2021年(令和3年) 1月29日(金)付紙面より

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新電気プランで高校AI部支援

 地域課題の解決などまちづくり、地域づくりに取り組むヤマガタデザイン(本社・鶴岡市、山中大介社長)は27日、同社が提供する新電力プラン「ソライでんき」を活用し、県内高校生がAI(人工知能)について学ぶ「やまがたAI部」の活動支援を行うと発表した。同社はソライでんきの1プランとして「AI部プラン」を新たに設置。同プランを契約した事業所が支払う電気料金の約1%をAI部の運営費用に充て、活動を持続的に支援する。

 ヤマガタデザインは昨年8月、契約事業者が支払う電気料金の一部を県内の子育てや教育環境の向上に還元する電気事業としてソライでんきを開始した。一方、AI部はデジタル人材育成などを目的に、昨年8月に活動を開始。現在、県内11高校の生徒約60人が参加している。同部の活動は、運営コンソーシアム(松本晋一会長)を構成する産学官金20余りの企業・団体が負担金支出などで支えているが、年間1000万円ほどの事業費確保を課題としていた。

 これについて、ヤマガタデザインがソライでんきを活用してAI部の活動を資金面で支える新プランをコンソーシアムに提案。研磨盤設計・製造販売のミクロン精密(本社・山形市、榊原憲二社長)と、冠婚葬祭業のジョイン(本社・同市、武田良和社長)の2社が趣旨に賛同した。

 ミクロン精密は自社工場と本社で使用する電気全量、ジョインも大半を「AI部プラン」に既に切り替えており、現時点で年間約100万円を支援できる見込みとなっている。

 27日に山形市内でヤマガタデザインとAI部運営コンソーシアムの協定締結式が行われ、山中社長と松本会長、榊原社長、武田社長の4人が出席。山中社長と松本会長が締結書に署名した。山中社長は「まちづくりには教育が最も大事。地域の教育基盤の底上げに貢献したい。今日はその一歩で、今後さらに参加事業所を増やしたい」、松本会長が「世代が替わっても支援が継続する非常に画期的な事業。子どもたちの未来に直結するもので、持続可能な社会にはこうしたシステムが重要」とそれぞれあいさつした。

連携を締結したヤマガタデザインの山中社長(右)と運営コンソーシアムの松本会長。新電気プランでAI部の活動を持続的に支援する
連携を締結したヤマガタデザインの山中社長(右)と運営コンソーシアムの松本会長。新電気プランでAI部の活動を持続的に支援する



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