2021年(令和3年) 4月6日(火)付紙面より
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バレーボール・Vリーグ女子2部(V2女子)のプレステージ・インターナショナルアランマーレ(酒田市)の下部組織「アランマーレジュニアクラブ」が発足し3日、市親子スポーツ会館で初めての練習が行われた。同市を中心に県内各地から女子中学生27人(1年15人、2年10人、3年2人)が加盟。「お姉さんチーム」同様、「善(よ)くて強いチーム」を掲げ、まずは今年8月に開催される大会での勝利を目指す。
同市の東北公益文科大学バレー部が躍進する中、地域の中学・高校バレーの強化、競技人口の拡大、若者の地元定着を目指し、アランマーレは3年ほど前からジュニアクラブの創設を模索。前年度から女子中学生を対象に15人程度を募集したところ、大幅に上回る応募があった。
ジュニアクラブの責任者は、アランマーレの西尾博樹部長。監督は柳沢紫子選手(背番号10、ミドルブロッカー)、コーチは田村愛美選手(同8、セッター)、前田和哉コーチ(鶴岡市出身)、昨季まで5季にわたって主将を務め、退団したばかりの森寿美子さんらいずれも現役の選手・スタッフが務める。V2女子で下部組織を持つのはアランマーレが初めて。今月1日に発足した。
初練習の3日は、自己紹介に続きコミュニケーションを深めるゲーム形式のトレーニング。ボールを使ってオーバー・アンダーハンドパス練習を反復した。ジュニアクラブ監督の柳沢選手は「皆さんと一緒に成長したい。まずはバレーを楽しんでもらえたら」と。選手の川嶋望未さん(12)=酒田二中1年=は「多くの人とプレーをし、強いチームをつくりたいと思って入団した。一生懸命に声を出したい」と話した。
クラブは今後、水、土曜の週2回練習を重ね、8月下旬に開催される「2021Vリーグジュニア選手権大会」での勝利を目指す。