2021年(令和3年) 6月2日(水)付紙面より
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心に感じたままを歌で伝える「ヤマハジュニアオリジナルコンサート(JOC)第7回ぼくのうたわたしのうた」で、鶴岡楽器(鶴岡市本町一丁目、大沼祐介社長)のヤマハ音楽教室に通う女子児童4人グループが金賞を受賞した。全国から応募のあった数百曲の中から14曲の中に入ったもので、4人は「とてもうれしい。次も金賞が取れるよう頑張りたい」と話している。
JOCは、15歳以下の子どもたちを対象に自ら作詞作曲する音楽活動を通して豊かな感性を育もうとヤマハ音楽教室が毎年行っている。全国の各ヤマハ音楽教室に通う生徒がオリジナルの歌詞や曲、振り付け(ダンス)を考えて応募。審査を通して十数曲(金賞・昨年は17曲)にしぼられ、それをインターネット動画サイトに流し、一番投票の多かった曲が「ベスト人気大賞」となる。これまでジャズピアニストなど音楽界で活躍する数多くのJOC卒業生を輩出している。
今回、金賞に輝いたのは▽高橋柑奈(かんな)さん(11)=朝暘一小5年▽伊藤渚(なぎさ)さん(10)=朝暘一小5年▽小野寺椎南(しいな)さん(11)=朝暘五小6年▽上林希星(きらら)さん(11)=朝暘五小6年の4人グループ。昨年9月から高橋さんと伊藤さんが歌詞とダンス、小野寺さんと上林さんがエレクトーンで曲づくりを担当。「大人になったらこんなおしゃれなことをしてみたい」ということをテーマにした。
作詞作曲したタイトルは「女子力アップ☆パワーアップ」。演奏時間は約3分で歌詞に女の子の心情を盛り込みながら元気で明るい曲調に仕上げた。
何度も相談しながら作ったという4人は「全体的にテンポがいいポップな感じにしたかった。元気があふれるよう表現できたと思う」と話していた。まだ小学生ながら高橋さんと伊藤さんは「ピアノの先生になるのが夢」という。
音楽教室の講師を務めている工藤愛さんは「4人の息がぴったりと合って、とてもいい仕上がり。これからも音楽の楽しさを体感してもらえれば」と話していた。「ベスト人気大賞」は6月11日に投票が締め切られ、7月1日に結果が発表される。