2021年(令和3年) 6月23日(水)付紙面より
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三川町の横山小学校(渋谷譲校長、児童166人)で21日、伝統相撲の「土俵入り」が行われた。
「コロナ禍で相撲大会ができなくても、土俵入りの伝統を伝えていこう」と6年生6人と5年生5人が、14歳の時に横綱・柏戸と同じ部屋に入った元力士・坂義若(73)さん=横山=の指導を受けながら手足の運び方などを学んできた。
役割は、行司が大川征也君(6年)と須藤和輝君(5年)、横綱が松澤省吾君(6年)と庄司健人君(5年)、太刀持ちが渋谷瞭君(6年)と広井悠翔君(5年)、露払いが五十嵐瑞人君(6年)と小野寺瑛大君(5年)、呼び出しが小林伊純君(6年)と斎藤比呂君(5年)がそれぞれ務めた。
この日は体育館の中央にマットで土俵を作り、5、6年生の児童が東西に分かれて土俵入りを披露。締めくくりに鈴木煌太君(6年)が勇ましく弓取り式を行い会場に集まった全校児童や保護者から大きな拍手を受けていた。
横綱を務めた庄司君は「緊張したが、練習よりうまくできたと思う。楽しかった」と笑顔を見せた。
6日間にわたって子どもたちを指導した坂さんは「一つ一つの動きを分かりやすく教えたが、よくできたと思う。来年はグラウンドの土俵で、元気いっぱい相撲大会が行えることを願いたい」と話していた。