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2021年(令和3年) 7月7日(水)付紙面より

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高まる地元志向 アフターコロナへ (鶴岡田川就職祭り) 高校生と地元企業面談交流

 鶴岡地区雇用対策協議会(会長・上野雅史鶴岡商工会議所副会頭)の「鶴岡・田川地区高校生就職祭り」が5日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で開かれ、就職を希望する地区の高校3年生が来春に採用予定がある地元企業の人事担当者らと面談形式で交流した。

 2012年度から毎年開いている。庄内地方の高卒者の地元就職率は県内他地域より低く、人口減少の要因の一つとされているため、地元定着率の向上につなげる狙い。

 19年までは、若手従業員によるメッセージ、企業経営者らとの懇親会も実施していたが、昨年度からは新型コロナ感染拡大防止のため、面談による説明交流会のみ実施。今年は、生徒側が130人、企業側は製造業を中心に、医療・福祉・介護、建設、運輸など34社が参加した。企業は当初、先着30社を予定していたが、新型コロナの影響で生徒の地元志向が高まっているため、参加枠を増やした。

 生徒は2―4人ずつのグループに分かれ、興味がある企業を中心に4社ずつ、会場に設置された各社のブースを回り、人事担当者らと質疑応答で事業内容や会社の特色などの話を聞いた。

 鶴岡南高山添校の本間拓也さん(17)は「自分が希望をはっきりさせないと前に進めないとあらためて感じた。この体験を生かし希望の職に就きたい」、鶴岡東高の相馬樹さん(17)は「会社がどんな仕事を、どんな方針でやるかということがよく分かった。働くイメージがはっきりし、働きたいと思う気持ちが高まった」と話した。

 雇用対策協のメンバーでもある鶴岡公共職業安定所の松田政之所長は「新型コロナの影響で地元志向が高まっている今、優秀な人材を確保し、アフターコロナに備えたいという企業も多く、特に慢性的な人手不足にある業界の採用意欲は高い」との感触を示した。

地元企業の人事担当者らと高校生が面談で交流
地元企業の人事担当者らと高校生が面談で交流



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