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2021年(令和3年) 7月24日(土)付紙面より

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さらにパワーアップ「鯛だし麺」 ラーメンに加えパスタや麦切りも 由良でキャンペーン発表会

 庄内浜で捕れる鯛(たい)をだしに使った麺料理を提供する「庄内浜の鯛だし麺」キャンペーンの発表会が22日、鶴岡市由良二丁目の「海テラスゆら・磯の風」で開かれた。庄内一円や内陸など、昨年より7店多い32店舗が参加し、24日から10月末までラーメンやパスタなど各店オリジナルの麺料理を提供、庄内浜の魅力をアピールしていく。

 日本財団(本部・東京都)が全国展開している「海と日本プロジェクト」で、魚食を通じて海の問題を考える「天然印 庄内浜テロワール」の一環。鶴岡市由良地域協議会「ゆらまちっく戦略会議」を中心とする「海と食の地域モデルin庄内浜実行委員会」が昨年度、トトタベローネ庄内浜として取り組んだものを名称変更した。同様の魚食に関する取り組みは本年度、本県と北海道、青森県、富山県、静岡県、鹿児島県の6道県で展開されている。

 庄内浜の鯛だし麺は、▽スープのだしに庄内産の天然鯛を使用▽鯛の色・ピンクを取り入れる▽海藻をトッピングに加える―の3条件を満たす麺料理の提供を通じ、庄内浜への関心を高め、地元の漁業振興や海洋ごみ問題の改善などにつなげていく狙い。昨年は10―12月にラーメン店を中心に25店舗が参加。今年はラーメン店や中華料理店、洋食店、旅館など32店舗(うち庄内26店舗、内陸5店舗、東京1店舗)がラーメン(温、冷)やパスタ、麦切りなど、より幅広いメニューを提供する。

 22日の発表会では、実行委員長でゆらまちっく戦略会議会長の齋藤勝三さん(56)=同市由良二丁目=が「庄内浜は入り江が少なく、冬場は高波で養殖に適さないため、捕れるのは全て天然もの。約130種を季節ごとの調理法でおいしく食べ、海と人が一緒に庄内浜の食文化をつくってきた」と歴史を紹介。一方、ライフスタイルの変化で地魚を食べなくなり、海への関心も薄れ、漁師は減り、海洋ごみ問題も深刻化している実態を指摘し、「食文化を通じ、美しい海を次世代へ」と呼び掛けた。

 その後、関係者や一般客が「らーめんみさと」(由良三丁目)で提供する「冷鯛(つめたい)塩らーめん」を試食。山形市みはらしの丘の公務員、伊東充洋さん(37)は「鯛のだしが利いてとてもおいしい。魚介系だしのラーメンは好きなので、また食べたい」と話した。

 鯛だし麺の提供店とメニューは庄内浜テロワールの専用サイト=http://terroir-shonaihama.jp=で紹介している。

庄内産の天然鯛をだしに使った鯛だし麺のキャンペーンが今年もスタートする
庄内産の天然鯛をだしに使った鯛だし麺のキャンペーンが今年もスタートする

鯛だし麺をおいしそうに試食する子ども=22日、鶴岡・海テラスゆら
鯛だし麺をおいしそうに試食する子ども=22日、鶴岡・海テラスゆら



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