2021年(令和3年) 7月29日(木)付紙面より
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鶴岡市は9月の実施方針を示し、開会中の市議会7月臨時会に提案したスマートフォンのキャッシュレス決済サービス連携の消費喚起キャンペーン事業の関連予算を、撤回する方針を固めた。財源の在り方や公平性の観点などから市議会の反対が強く、9月の事業実施は困難と判断した。
市側は約3億円の事業費を盛り込んだ2021度一般会計補正予算案を、26日開会の臨時会に上程。予算案のうち財源の歳入について審議した同日の予算特別委員会総務分科会、事業費の内容を審議した27日の同委員会産業建設分科会ともに、否決されていた。
これを受け、市側は対応を検討。現行の提案内容では市議会の理解を得られないと判断した。29日の予算特別委員会で当初提案は否決される見込みで、その後に補正予算案から関連事業費を削除した訂正案を提出するとみられる。