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荘内日報ニュース


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2021年(令和3年) 9月8日(水)付紙面より

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鶴岡「荘内大祭」2年ぶり実施へ 大名行列例年の3割奴振り実施

 鶴岡市の荘内大祭実行委員会(総奉行・山田登市町内会連合会長)は6日、同市の荘内神社参集殿で臨時総会を開き、10月6日(水)に予定している同大祭を、例年より規模を縮小しながらも、2年ぶりに実施する方針を確認した。メーンの大名行列はスタッフを含め例年の3割程度の約140人に減らし、鶴岡公園北広場と荘内神社表参道で奴振りなどを披露する。公園の5カ所に入場ゲートを設け、観覧者は800人程度に制限する。新型コロナの感染状況を見ながら、実施の見極めは直前まで検討するという。

 大名行列は1877(明治10)年、旧庄内藩の歴代藩主を祭る荘内神社の創建を記念して始まった。例年8月のお盆時期に500人近くが鶴岡公園周辺を練り歩いてきたが、昨年は新型コロナの影響で中止。同10月の実行委では、今年から夏場の猛暑を踏まえ、最初に実施した10月6日に変更することを決めていた。

 この日の総会には関係者24人が出席。事務局が新型コロナの感染やワクチン接種の状況を示した上、これまでの役員会での見解として、「2年続けての中止は伝統継承が難しくなることや、来年の酒井家庄内入部400年に向けた機運醸成のためにも、規模を縮小してでも開催したい」との意向を示し、大筋で了承された。

 大祭は「酒井忠勝公庄内入部400年前年大祭」と銘打ち開催する。感染対策で密を避けるため、大名行列は一部の役割を除き、町内会関係者や小中高生、公募の女人列の参加は見送る。

 計画では、行列は午後3時ごろから鶴岡公園北広場で神事の後、触れ太鼓、砲術演武、甲冑劇、巫女(みこ)舞、奴振りを披露。同4時15分ごろに県道を通って移動し、同4時25分ごろから表参道で太鼓、砲術(型のみ)、甲冑劇、奴振りを披露する。露店の出店や反省会はない。

 入場ゲートは、公園北側(鶴岡南高側)、表参道、大寶館前、疎林広場、西側(鶴岡工業高側)の5カ所に設け、検温や連絡先の記入などに協力してもらう。祭りの様子は致道博物館が動画配信サイト「ユーチューブ」でライブ配信する予定。

 開催判断基準として、当日に庄内地域を対象に緊急事態宣言、特別警戒が宣言されている場合や、実行委が感染拡大していると判断した場合は中止する。今月12日まで県の特別警戒期間となっているため、当面はその延長の有無が焦点になる。直前に実行委が判断する場合は、直近1週間の市内の陽性者数(人口10万人当たり15人以上は中止)などを基準とする。

 この日の実行委では参加者から「奴振りは2年も中止すると伝承が難しくなる」など開催を支持する声とともに、「砲術は事前に3回ほど訓練が必要で、直近に訓練ができなくなれば、当日も演武できなくなる可能性もある」「(祭りムードの高まりで)飲みに行って感染が広がるようなことがないように」など、不透明さが残る点や、感染対策の徹底を望む声も出た。

規模を縮小して実施する方針を確認した臨時総会
規模を縮小して実施する方針を確認した臨時総会


2021年(令和3年) 9月8日(水)付紙面より

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電気の仕事は面白い 高校生と体験交流会 (鶴岡電気工事協組青年部会)

 鶴岡電気工事協同組合(齋藤渉理事長)の「高校生交流会」が7日、鶴岡市の鶴岡工業高校で行われた。生徒が同組合青年部会メンバーの指導を受けながら工具を使った鉄板の穴開けや電線管の曲げ作業などを体験した。

 高校生を対象に電気工事について理解を深めてもらおうと同組合青年部会(長谷川直人部会長、会員26人)が毎年、実施している。今回は鶴岡工業高校と羽黒高校を対象にした。

 この日は電気・電子科の1年生32人が参加。高所作業車(バケット車)の乗車体験や絶縁体の皮をはいで銅線を出す作業などに取り組んだ。

 マックスで高さ15メートルまで上昇するバケット車の乗車を体験した阿部雄清さん(15)は「いい経験をさせてもらった。将来、高所作業車に乗って電気関係の仕事をすることに興味がある」と語った。

 齋藤理事長は「今回の体験を通して電気工事の面白さや楽しさを感じてもらえれば。地元就職を考える機会になればうれしい」と話していた。

 交流会はこの後、13日に羽黒高校機械システム学科の1年生19人、15日に鶴岡工業高校で電気・電子科の2年生約40人を対象にした2回目が予定されている。

バケット車の乗車体験をする鶴岡工業高校の生徒
バケット車の乗車体験をする鶴岡工業高校の生徒



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