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2021年(令和3年) 9月9日(木)付紙面より

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アフターコロナ見据えた「悠々の杜」活性化策 公益大おもてなし隊

 酒田市民の憩い・教育の場となっている同市山楯の里山「悠々の杜」一帯の活性化策を考察している、同市の東北公益文科大学観光ボランティアサークル「酒田おもてなし隊」=須藤瞳隊長(21)、67人=は現在、来春以降、早い時期のキャンプ旅行商品造成に向け試行を繰り返している。7日は市内を一望できる、悠々の杜内「みはらし台」に簡易テントを張るなど実際に隊員たちが体験。須藤隊長は「ドキドキワクワク、不安と期待でいっぱい。利用者目線に立った商品にしたい」と話している。

 おもてなし隊は2014年6―9月に行われたJRの観光キャンペーン「山形デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせ、同DCを学生の立場から盛り上げようと結成。JR酒田駅に降り立つ観光客の歓送迎をはじめ、自分たちで情報収集した庄内地域の観光情報の発信など多彩な活動に取り組んでいる。

 一方、悠々の杜は、アイアイひらた周辺に位置する市有地を中心とした広さ約7・4ヘクタールの里山。市民有志らで組織する悠々の杜推進協議会(会長・矢口明子副市長)が自然学習の場、憩いの場として保全。年間を通じ会員たちが下刈りなど整備している他、児童・生徒による森づくり体験、植樹、遊歩道整備など多彩な活動を展開している。

 「アフターコロナ」を見据えて今回、若者の認知度向上、特にファミリー層を中心としたファン開拓、温泉以外のコンテンツ開発など一帯の活性化に若者の視点を取り入れようと、協議会がおもてなし隊に協力を依頼。隊員たちは今年4月以降、現地訪問、関係者からの意見聴取など行い、検討を重ねた結果を提言としてまとめ発表した。

 提言の一つとして出されたのが、「繋(つな)ぐキャンプ」と銘打った送迎バス付きキャンプ場としての活用。従来のキャンプ場と差別化を図るために基本的な道具は全て貸し出し可能で手ぶらで来てもらい、悠々の杜の大自然に触れてもらうことで、悠々の杜・アイアイひらた、主として若い世代、自然、未来をつなげようというもの。この提言を受けて協議会は早速、2―3人が寝ることができる簡易テントを購入した。

 この日は当初、隊所属以外の公益大生を招待し試行する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止特別集中期間ということもあって中止に。代わって隊員たちがテント設置にかかる所要時間、居心地・寝心地などを確認した他、専用釜を使ってピザを焼くなど野外炊飯を体験した。須藤隊長は「テント設置は体力勝負だが、若者であれば、わいわいしながらやるのも楽しいと思った。商品化は少し先になるが、利用者目線に立った、より良いものを提供したい」と話した。隊員たちは今後、悠々の杜推進協議会、酒田観光戦略推進協議会と共にさらに磨きを掛けていく。

悠々の杜「みはらし台」に簡易テントを張る隊員たち
悠々の杜「みはらし台」に簡易テントを張る隊員たち


2021年(令和3年) 9月9日(木)付紙面より

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鶴岡NO1 次世代料理人決定戦 グランプリは誰の手に

 鶴岡市内の若手料理人を対象としたコンペティション「第2回鶴岡NO1次世代料理人決定戦」にエントリーする6人が決まった。日本料理や中華、フレンチ、病院給食など多彩な料理人が2次審査に臨み、10月に行われる最終審査への出場者3人が選ばれる。今月22―29日には大会公式フェイスブック上で公開される課題動画が最も多くシェアされた人に加点する2次審査一般応援投票も実施する。

 国内唯一のユネスコ食文化創造都市・鶴岡をアピールする人材発掘につなげようと、鶴岡食文化創造都市推進協議会が2019年度に続いて開催。荘内日報社など後援。市内の45歳以下の料理人を対象に、鶴岡の食文化をテーマにした新作料理を募り、1次審査で創造力などを審査。6人の応募があり、全員が2次審査に進んだ。

 エントリーしているのは▽宮崎幸也さん(東京第一ホテル鶴岡/中華)▽橋本勝人さん(高見屋別邸久遠/日本料理)▽村上翔也さん(魚匠ダイニング沖海月/日本料理)▽遠藤亮さん(鶴岡協立病院/病院給食)▽工藤知成さん(ベルナール鶴岡/フレンチ)▽渡部賢さん(日本料理わたなべ/日本料理)―の6人。

 2次審査は、鶴岡で料理人として働く魅力を2分以内の動画で撮影して提出。県内外の料理関係者ら5人が料理人としての発信力や人間力などを審査し、1次審査と合わせた得点で、今月30日に最終審査進出者3人を決める。一般応援投票で最多のシェア件数となった1人に「オーディエンスポイント」として加算する。

 最終審査は10月19日に料理人が勤務する各店舗で実施。事前に発表する食材を使った料理を1時間で調理し、プレゼンテーションを行い、審査員による選考でグランプリ1人、準グランプリ2人を同日に決定する。

 先月末にエントリーの料理人を発表した大会公式フェイスブックでは、すでに8000件を超える閲覧数となっており、県外からも応援メッセージが寄せられ、注目度の高さを示している。

 大会に関する問い合わせは、鶴岡市役所内の鶴岡食文化創造都市推進協議会事務局=電0235(25)2111、内線592=へ。

決定戦にエントリーした料理人を紹介するチラシ
決定戦にエントリーした料理人を紹介するチラシ



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