2021年(令和3年) 9月18日(土)付紙面より
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鶴岡市の湯野浜小学校(八渡宗一郎校長、児童109人)の伝統行事「砂の造形大会」が16日、同市の湯野浜海水浴場で行われた。全校児童が協力してウミガメやアザラシなどの大きな砂のアートを完成させた。
児童が協力して一つの作品を作ることで、交流や結束力を深めてもらおうと、1978年から毎年開催。1―6年生の縦割り4班に分かれ、6月から準備を進めてきた。6年生を中心に粘土で作成した完成モデルを用い、役割分担などを決め、大会前日には同市下川の建設会社「山本組」の協力で会場に砂を盛り、5・6年生でおおよその形を造った。
4班の作品は縦7メートル、横4メートル、高さ1メートルほどの大きさで、ホオジロザメ、海鳥、ウミガメ、アザラシ・ヒトデの海に関する生き物。児童たちはタンクからバケツで水を運ぶ係や、スコップで溝を掘り、作品を縁取る係などに分かれて作業。6年生が指揮を執り、協力して完成させた。
1年生の佐藤眞大君(6)は「みんなと一緒に作れて楽しかった」、ホオジロザメを作った3年生の五十嵐陸君(8)は「6年生の指示で協力してできた。溝を掘るのが楽しかった」、6年生の齋藤羚那さん(11)は「難しいところなどを聞きながら作れた。自分にとって最後の造形大会が終わったけど、みんなで楽しめて良かった」と話した。