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2021年(令和3年) 10月16日(土)付紙面より

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《ひと》キャンピングカーをツールに地域貢献 キャンピングカーのレンタル事業始める

佐藤知志(さとう・ともゆき)さん

 鶴岡市の大山ボデー社長。今年3月、キャンピングカーのレンタル事業をスタート。土日はすべて予約で満杯、特に8月は31日間の中で29日間稼働した。「素朴にキャンピングカーがあったら面白いのでは、と考えたのがきっかけです。コロナ禍で私自身が家族とキャンプをする機会が増えました。『自分が楽しいことは他の人も同じはず』といった感覚で始めてみました」

 新潟と神戸の展示場で2台の中古キャンピングカーを購入。新事業をスタートして間もなく、県内一円から予約が舞い込むようになった。

 「最初は内陸方面から予約が来るとは思いませんでした。何よりも新しいお客さんと出会えたことが一番うれしかった」という。

 北海道や四国に約10日間出掛けたシニア夫婦、新婚旅行に利用した新郎新婦、県内のキャンプ地を巡ったファミリーなど。「手始めの1年目は、だいたいこのくらいの利用があればいいかな」と想定したことが5カ月でクリアした。

 佐藤社長が自ら自社ネットの動画に登場。初心者向けにキャンピングカーの「あれこれ」を丁寧に伝えていることも顧客のハートをつかんだ。お客さんアンケートで▽傘立てがほしい▽タオル掛けもあれば便利▽女性の立場から化粧鏡は必需品▽子どもが落ちないようベッドに柵を付けて―といった要望にも対応した。「みんなでつくるキャンピングカー」の考えがそこにある。

 今後は山形市の旅行会社とタイアップし、県内の穴場をキャンピングカーで周遊するコースも検討中だ。「キャンピングカーをひとつのツールにして県外のお客さんが山形を訪れる機会を増やしたい。ゆくゆくは庄内が大好きになって移住してもらえたら、という夢があります。少しでも人口減少の問題を解消できないか、とも考えています」。キャンピングカーで地域に貢献したい佐藤社長の夢は尽きない。

 大山ボデーは鈑金、車検、車販売などを手掛ける。山形市内のディーラーに就職して修行を積んだ後、30歳の時に地元鶴岡へ。昨年1月に父親の後を継いで社長に就任した。趣味はアウトドア全般。好きな言葉は「経験がすべて」。46歳。

画像(JPEG)



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