2021年(令和3年) 1月7日(木)付紙面より
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新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に対応するため酒田市は12日(火)、クーポン券の発行、場所の連絡など接種に関する一連の業務に従事するプロジェクトチームを立ち上げる。
5日の定例会見で丸山至市長が明らかにした。
設置チームは部署を横断する形で総務部、健康福祉部などの職員4人で組織、昨年5月設置の市特別定額給付支援班のスキーム(枠組み)を生かし、中町庁舎に専用室を設け、市民への通知、場所・日時の調整、酒田地区医師会十全堂や日本海総合病院との打ち合わせなど接種に関する事務全般に当たる。ワクチンは冷凍保存が必要で各医院での個別接種は困難という。
首都圏を対象に緊急事態宣言の検討に入るなど感染状況が厳しさを増す中、ワクチンについて政府は、複数の米国製薬会社と2億9000万回分(1人2回接種)の供給を受ける契約を結んでおり、来月下旬にも開始できるよう体制整備を急いでいる。同下旬にまずは医療従事者、翌3月下旬に高齢者、その後、基礎疾患のある人などを優先する方針。
2021年(令和3年) 1月7日(木)付紙面より
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山形地方気象台は6日午前、暴風雪と高波および大雪に関する気象情報を発表した。7日から8日にかけて冬型の気圧配置が強まり、庄内地方では暴風雪や高波に警戒するとともに、県内では大雪に十分注意するよう呼び掛けている。鶴岡市内の小中学校は6日、暴風雪が見込まれる7日を臨時休校することを決めた。児童生徒の安全確保のため同市教育委員会の要請に基づいて決定した。8日に3学期の始業式を予定していた小学校3校を除き、7日は同市内の小学校23校、中学校全11校が休校となる。
同気象台によると、7日は低気圧が急速に発達しながら日本海から北日本に進み、9日にかけて冬型の気圧配置が強まる見通し。7日に予想される最大瞬間風速は、庄内の海上、陸上ともに35メートル、8日は庄内の海上が20―30メートル、陸上が25―35メートルとなっている。予想される波の高さは7日が8メートル、8日は6―8メートル。
上空の寒気が予想よりも強まった場合は警報級の大雪となる可能性があり、県内では7日朝から予想される24時間降雪量が多い所で山沿い50―70センチ、平地30―50センチとなっている。
暴風雪の影響に伴い全日空は6日までに、庄内空港の庄内―羽田線について、7日の全便の欠航を決めた。また、8―9日の便にも影響が出ると予想されており、今後の気象状況に応じて運航を決めるとしている。
庄内町は5日、豪雪対策本部を設置した。町内の国土交通省狩川観測所の積雪深が同日午前の段階で78センチに達し、今後の降雪予報を考慮しての措置。
町民生活への影響を最小限に食い止めるとともに、被害を未然に防止するために設置した対策本部は、原田眞樹町長を本部長、藤井清司環境防災課長を事務局長に、環境防災、建設両課、立川総合支所の係長級で事務局を組織する。対策本部は▽防災行政無線、チラシなどによる雪下ろしなどの注意喚起▽町内の生活道路の確保▽虚弱、障害の状態にある高齢者世帯などへの雪下ろしなどの支援▽農業施設、農産物などの対策▽水道管の凍結対策―の5点を重点的に取り組む。
県庄内総合支庁は5日、永澤浩一支庁長を本部長とする豪雪対策本部を設置。